1巻のあらすじと感想
いろんな階層にいる漫画家たちがメタファーとしての格闘家に落とし込まれて、ハチャメチャなバトルが展開されるマンガ。
主人公の神藤マホは、兄を殺したグッドナイト編集部の誰かに復讐するために、暴の力で漫画界に乗り込みます。
2巻のあらすじと感想(ネタバレ注意)
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兄の死の真相を語るという編集王の言葉を受けて、漫画家たちを血祭りにあげるマホ。最後の一人になった諸星花雄にとどめを刺さず、自らの秘孔を突いてその場に倒れます。覚醒して、バケモノとなる諸星。
「このマンガがすごい!」の力づくでのランクインを目指しての血で血を洗う戦いに加わる諸星。そこで自身の邪魔になるであろう強豪作家「浅野いにお」の名前を聞き出します。オシャレ感全開の浅野いにお先生がワナビーたちを葬っていきます。決め台詞は「俺の背景で窒息しろ・・・!!」。諸星は、浅野いにおを倒すつもりで会いに行きますが、実力差を実感してちょっとした交流を終えます。
ストーリーから唐突にはずれて始まる押切蓮介先生と清野とおる先生2人のやりとり。2人とも中堅作家として、独自のポジションを築いていますが、嫉妬全開のセリフがマンガの中で飛び出します。「ドラマ化のニュースは目ざわりだった」「『ハイスコアガール』が「このマンガがすごい!」で2位を獲った時・・・不快だったね」「『ハイスコアガール』で僕が警察沙汰になった時、ちょっと楽しかっただろう?」「係争中に『赤羽』のドラマ化お祝いイラストを描かされた事は忘れない」。
ストーリーは完全にオマケで、強烈すぎるキャラクターの濃いセリフが連発される2巻でした。疑いなくモデルが確定する「浅野いにお」というキャラクターは、もちろん本人の許可を取っているんでしょう。
狭い世界のアイデンティティー(2) (モーニングコミックス)
- 作者: 押切蓮介
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