8巻のあらすじと感想
現生徒会の妥当を目論む壬生臣葵率いる善咲会。その善咲会の戦力として目をつけられた早乙女芽亜里が、大きな流れの中で着実にギャンブルに勝利していく「賭ケグルイ」スピンオフ。
善咲会の決起準備は着々と進んでいる様子ですが、芽亜里は善咲会のことはどこ吹く風で、文芸部の部室を自分たちの賭場にして着実に稼いでいます。そんな文芸部に横槍を入れに来たのが、善咲会幹部の上下(かみしも)凪と伊吹壮太郎。
9巻のあらすじと感想(ネタバレ注意)
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下月売が上下凪と伊吹壮太郎に、決起が3日後の繚乱祭最終日になったことを伝えに来ます。葵の「もう早乙女芽亜里には関わらなくていい」という言葉を伝えますが、上下凪は従わず伊吹壮太郎を煽ってギャンブルを仕掛けに行きます。
美化委員長の三春滝の提案により、芽亜里&三春滝と上下凪&伊吹壮太郎という組み合わせでギャンブルをすることに。芽亜里と上下凪は「フルカウントブラックジャック」、三春滝と伊吹壮太郎は「限界ダイス」で雌雄を決します。
フルカウントブラックジャックは、AからKまでの13枚でブラックジャックの役を5つ作って、好きな役を出してベットやコール、レイズなどでコインをやり取りするギャンブル。完全になめてかかる上下凪をやり込めて芽亜里が勝利します。
限界ダイスは、6が出る、または「ストップ」を宣言するまでサイコロを振り続けて出た目の合計で競うギャンブル。6が出るとそれまでの合計がいくらだろうとゼロになります。6が出てからもブラフで振り続けていいというルールで、最初に6を出したにもかかわらずポーカーフェイスで振り続けた伊吹壮太郎が序盤こそ精神的に優位に立ちますが、最後は普通に三春滝が勝利します。
4人のギャンブルが終わると、久留米は聚楽幸子にギャンブルを挑みます。同時に、夢見弖ユメミや西洞院百合子に挑む善咲会幹部の姿がありました。桃喰綺羅莉に挑むのは下月売。そして、葵は何故か文芸部にやってきて芽亜里にギャンブルを挑みます。
とうとう善咲会の決起が始まりましたね。読者はどんな形であれ失敗したことがわかっていて、作中キャラクターも失敗すると思っているというメタな状態。ここから芽亜里が巻き込まれるのだとすると、やっぱり葵に敗れるんでしょうか。
10巻のあらすじと感想
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