10巻のあらすじと感想
1人1票で、ギャンブルで票を奪い合う生徒会選挙がスタート。生徒会長と同じ百喰一族が夢子の新たな敵として登場しました。
夢見弖ユメミと組んで、大女優の名足カワルこと百喰一族の和楽喰淑光に勝利した夢子。11巻は早乙女芽亜里と桃喰リリカの戦いが描かれます。
11巻のあらすじと感想(ネタバレ注意)
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早乙女芽亜里を仲間に引き入れるために自分の実力を見せる桃喰リリカ。狛喰希を圧倒的な実力差で下します。しかし、希はすでに尾喰にやり込められた後でした。どうみても詐欺のスカムコインというVALUのような疑似通貨で票をかすめ取られていました。
希を嘘で丸め込んだ尾喰凛にギャンブルを挑むリリカ。尾喰凛と同じ一族の茨は、嘘が全くつけないという特異体質の持ち主で、凛の右腕となってスカムコイン詐欺に加担していました。凛と茨、リリカにモブ3人を加えた6人同時対戦「戦争」ギャンブルを行います。
戦争は毎ターン全員が「攻撃」か「守備」のどちらかを選んで、点数を奪い合うゲーム。守備していない相手に攻撃成功すると10点奪取、守備していれば10点差し出します。守備は選択した時点で5点消費するので、誰からも攻撃されなければ損となります。さらにメッセージボードで他の参加者に行動を「要請」することができます。しかし、その要請にはまったく拘束力がありません。
嘘がつけない茨がいることで、凛がイカサマなしで嘘だけで他のキャラクターを操り優位に進めますが、最後にレート30倍を持ちかけてリリカが逆転します。
立ち会っていた選挙管理委員が偽物だったという嘘で、このギャンブルは無効だと言い放つ凛でしたが、リリカはそれも読んでいてスマホを通話にして音声を選挙管理委員会に筒抜けにしていました。リリカの完全勝利となります。
ライアーゲームで見たことのあるようなゲームですね。モブ3人の行動があまりに画一的すぎることと、茨は嘘がつけないというのがほぼギャンブルのギミックになっているからゲームとして成立しますが、普通にやると囚人のジレンマやしっぺ返し戦略で引き分けになりそうなギャンブルでした。
12巻のあらすじと感想
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