12巻のあらすじと感想
1人1票で、ギャンブルで票を奪い合う生徒会選挙。生徒会長と同じ百喰一族、主人公の夢子、夢子をライバル視する芽亜里といったキャラクターたちがそれぞれの思惑で票の獲得を狙って動きます。
元生徒会書記の五十嵐清華の提案により、上位得票者による票の集約イベント「大集約」が始まります。1位と2位を除く8人によるトーナメント制のギャンブルで、「じゃんけんポーカー」で勝者を決める戦い。5枚のカードが配られて、1枚を選んでベットやコール、レイズ、フォールドなどを票で行います。決勝まで勝ち上がったのは夢子と芽亜里でした。
13巻のあらすじと感想(ネタバレ注意)
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じゃんけんポーカーで使われるカードはすべての試合で使いまわして新品に交換されていないことから、これまでのイカサマが累積しており、双方手札の一部が透けて見えるという状態で始まります。
芽亜里はイカサマも込みで夢子に駆け引きを挑み、2人の戦いは白熱します。しかし、その裏で等々喰定楽乃は、この戦いを利用して自分の企てを着々と進めていました。大集約で誰が1位になるのかを当てるギャンブルの胴元になり、さらに票を増やすという計画。
じゃんけんポーカー4回戦戦で夢子142票、芽亜里358票になったところで、夢子は108票という中途半端なレイズを仕掛けてきます。狙いは同票で決着をつけて優勝者を2人にして、定楽乃に大損させること。
4回戦夢子の勝利で同票になった最終戦。双方の手札が見えた状態で、引き分けがないことを確認した定楽乃は勝利を確信します。しかし、結果は引き分け。しかも、両方の手は定楽乃が予想もしないものでした。定楽乃が見えていなかったイカサマを駆使して、双方が勝とうと全力を尽くした結果の引き分けであることを知り、定楽乃は敗北を認めます。
長かった生徒会長選挙もさすがに最終盤でしょう。ラスボスの桃喰綺羅莉がとうとうギャンブルに出てくるような予告。最後は夢子との決戦なんでしょうけど、その前に2、3戦ありそうです。
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