前作ケンガンアシュラのあらすじと感想
32人の闘技者と、その闘技者を雇う32の大企業による一大トーナメントを描いた前作「ケンガンアシュラ」。準優勝した主人公十鬼蛇王馬の流派である二虎流についての伏線が残されたまま終結し、マンガワンでの新連載ケンガンオメガが始まりました。
1巻のあらすじと感想(ネタバレ注意)
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総合空手拳王会の大会で反則も辞さず大暴れする成島光我20歳。道場をクビになった後で、もっと強くなりたいと渇望し、友人に裏格闘技についてダークウェブで調べてもらうことに。そうして、拳願仕合の情報を見つけ、山下商事にやってきます。
小さいオフィスビルに居を構える山下商事で一夫と出会った成島は、単刀直入に「拳願仕合に出せ」と迫ります。見学に行きましょうという一夫と実際の仕合を観に行くと、表の世界で高名なファイターを今井コスモが一瞬で下すシーンを目撃。
もう一人、王馬とそっくりの風貌の臥王龍鬼という男も拳願仕合に出たいということで山下商事にやってきます。十鬼蛇二虎の師匠である臥王鵡角と同じ名字の龍鬼。その実力をひと目で見抜いた一夫は、龍鬼の拳願仕合を設定します。その相手は、今一番勢いがある闘技者の打吹黒狼。
拳願会会長である乃木は、山下に13人の闘技者を集めるよう頼みます。拳願会の求心力は低下しており、「煉獄」という裏格闘技界の団体が急成長していました。その煉獄が、勝った団体が敗者を吸収する13対13の対抗戦を持ちかけたためでした。
龍鬼と黒狼の仕合で、龍鬼の実力が明らかとなります。一流の闘技者である黒狼よりもパワーや体格で劣る龍鬼ですが、すぐに実力差で黒狼自身が劣ると認識するほどの技術の持ち主でした。黒狼は必殺の前蹴りスティンガーを放ちますが、それすらも多少痛そうにする程度のダメージしか与えられません。
1巻の表紙は成島ですが、主人公っぽい戦いはむしろ龍鬼の方でした。野心的な成島がどんどん強くなっていく展開もあるんでしょうか。
- 作者:サンドロビッチ・ヤバ子,だろめおん
- 出版社/メーカー: 小学館
- 発売日: 2019/02/19
- メディア: Kindle版
2巻と3巻のあらすじと感想
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