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群青戦記 / 笠原真樹(1)-(4)、高校生トップアスリートが戦国自衛隊

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群青戦記 グンジョーセンキ 4 (ヤングジャンプコミックス)

群青戦記はヤングジャンプで連載されているタイムスリップものの歴史バトルマンガ。主人公は弓道部に所属している西野蒼。その西野が居る高校は滋賀県にある私立星徳高校。全国屈指のスポーツ強豪校です。この高校では、スポーツに特化したスクールカーストが存在します。個人のスポーツ能力はもちろん、種目によってもヒエラルキーがあるようです。

そんな高校が、漂流教室戦国自衛隊よろしく戦国時代にタイムスリップ。足軽や農民が略奪目的で学校に襲撃してきます。それに対抗する高校生トップアスリート達。

見どころはやはり部活で鍛えた高いスポーツ能力を武器に、戦国時代に高校生たちが順応していく様ですね。主人公の西野は、自分が学校内で下に見られていたことから、「戦国時代だったなら」と妄想していたわけですから夢がかなったわけです。剣道、野球、ボクシング、フェンシング、卓球と各スポーツのトップアスリートが有象無象の足軽相手に活躍します。卓球部の強さはもはやギャグでしたね。

4巻までのあらすじと感想(ネタバレ注意)

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主人公は弓道部の西野蒼(にしのあおい)。思いを寄せているのが、同じ弓道部の瀬野遥です。しかし、その遥は剣道部で生徒会長の松本考太の彼女。そして、2人とも西野の幼馴染です。松本は校内のスクールカーストの頂点に立つ存在です。

学校はなにやら霊験あらたかな地に立てられたようです。敷地内には巨大な霊岩が残っています。学校に赤い雨が降り、霧に包まれた後で、校舎が戦国時代にタイムスリップします。物珍しさから足軽や農民が襲撃してきます。

次々に襲いかかってくる武将とそれを撃退する高校生トップアスリート達。西野はまだ、人を殺すために矢を射ることにためらいがあるようです。武将側で際立っていたのは豊臣秀吉の知性。まったくサル顔ではなく、超絶イケメンで描かれています。日本史の教科書を読んで、学校にいる生徒たちが未来から来たことを理解しているような描写があります。そして、教科書にはざっくりとしか歴史が書かれていないので、詳細な歴史を知る西野に興味を持ちます。

秀吉らの襲撃により、遥が攫われます。地味な存在でしたが、撃退でリーダーシップを発揮したことで、西野が指揮を取り秀吉の居城に城攻めを行うことに。順調に城を攻める高校生たち。フェンシング部の成瀬や野球部の緒方の戦いも見どころではありましたが、やはりなんといっても卓球ラケットを包丁に持ち替えた戸田の圧倒的な殺傷能力の高さが光っています。華麗なステップで相手の攻撃をかわして、首を切り裂いていく戸田。伝説の忍者にも勝利します。

4巻のクライマックスでは、とうとう主要キャラの松本が秀吉との一騎打ちで死ぬことになってしまいました。死の直前で秀吉に「信長は本能寺で、明智光秀の裏切りで死ぬ」ことを教えます。信長は、病気か何かわかりませんが猛将の姿を見る影もなく朦朧とした様子でした。そして、光秀は信長を笠に命令を下していたかのようでした。秀吉は、歴史を知る西野を自分たちの味方に取り込むことを決めます。西野もまた遥を救うために秀吉方に付くことを決めます。

信長を裏で操る光秀と千宗易の存在が、ここからは敵になりそうです。千宗易は後の千利休ですね。さらに、校舎がタイムスリップした伏線として、いじめを苦にして校舎の霊山に身を投げて自殺した生徒が蘇って、他の生徒を殺したかのような描写がありました。これも気になります。

群青戦記グンジョーセンキ 1 (ヤングジャンプコミックス)

群青戦記グンジョーセンキ 1 (ヤングジャンプコミックス)

群青戦記 グンジョーセンキ 2 (ヤングジャンプコミックス)

群青戦記 グンジョーセンキ 2 (ヤングジャンプコミックス)

群青戦記 グンジョーセンキ 3 (ヤングジャンプコミックス)

群青戦記 グンジョーセンキ 3 (ヤングジャンプコミックス)

群青戦記 グンジョーセンキ 4 (ヤングジャンプコミックス)

群青戦記 グンジョーセンキ 4 (ヤングジャンプコミックス)

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