岡本倫先生の最新作、パラレルパラダイスは流行の異世界転移モノ。チート無双・ハーレムというテンプレを押さえつつどこかで残酷な世界の正体が明らかになるはずという期待を抱かせます。
1巻のあらすじと感想(ネタバレ注意)
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父親の方針で剣道と柔道をさせられているごく普通の高校生の木多陽太はある日、教室に乗り込んできたテルテル坊主のコスプレをした何者かに窓から突き落とされて、気がつくと異世界に転移させられていました。
目に映るのはドラゴン、青と赤の2つの月、紫色の夜。最初に登場したシーザー王国の聖騎士を名乗る少女ルーミは、陽太に触られると突如として発情します。
ルーミと一緒に居た言葉を喋る鳥のジーニアスがこの世界について語ります。陽太に対して「地球から来たのではないのかね?」と問いかけ、陽太が転移してきた世界が別の星であることが明らかになります。
この世界には、1人も男がおらず、何千年も女だけの状態が続いていました。ハーレム状態でなんでもできそうな陽太に、ジーニアスはこの世界の呪いについて話します。女たちには交尾しないまま成人すると死んでしまう呪いがかけられており、嫉妬深い神を殺さなけば呪いは解けないという真実を知った陽太は、嫉妬深い神を殺すことを決意。
単純な展開でしたが、世界の設定にはまだまだ語られていない謎が満載です。女たちの天敵といわれるカルという存在、女しか居ないのにお城から時々連れられてくるという子どもたち。なぜ陽太がこの世界に転移させられることになったのか。
間違いないのは、ここから残酷な展開に進んでいくだろうということですね。作者が作者ですから。
- 作者: 岡本倫
- 出版社/メーカー: 講談社
- 発売日: 2017/08/04
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2巻のあらすじと感想
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