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ピッチディーラー-蹴球賭博師- / 昌子春 / 外本健生(3)、賭博を仕切る組織の全貌が明らかになり、W杯制覇の指令が下る最終巻

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ピッチディーラー ‐蹴球賭場師‐(3) (ヤンマガKCスペシャル)

前回のあらすじと感想

phmpk.hatenablog.com

指定された点差の試合を演出するピッチディーラーの活躍を描くマンガ。サッカー賭博を仕切る裏組織に父親を殺された過去を持つGKの新堂や、ヤクザの一家に生まれた滝、10分間しか動けませんが卓越した技術で試合を支配するベックなど、魅力的なキャラクターが満載。しかし、3巻で一気に伏線を回収して完結となりました。最後の指令は予想通りのアレでした。

3巻のあらすじと感想(ネタバレ注意)

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  1. バール甲府との試合。1-1で迎えた新堂のPKでは、指令どおり正面に蹴りながら、キャッチできないほど強力なシュートを放ち2-1のディールを成功させます。羽賀から聞き出した父が最後にあった男の名前はカモシダシュンサク。

  2. ハルクがビザの問題で出場できなくなるというピンチが過去にありましたが、ハルクは外務省を通じてディールを裏切るよう持ちかけられていました。別れた妻のもとに居る娘と会う権利が人質に取られていました。佐々木がハルク側について、ピッチ上で2対2のディール演出バトルが繰り広げられますが、滝&新堂が没収試合を成立させて勝利。

  3. ハルクに接触してきた外務省の男を買収した滝たちは、ピッチディーラーに指令を下す組織の全貌を解き明かすに至ります。カモシダシュンサクは、指令を下す安東の本名で、本職は外務省国際情報統括官。外務省が立ち上げたPitch Dealer Projetとは、監督・FW・MF・DF・GKに天才を集めて試合を意のままにコントロールし、代表試合の結果を外交手段に使うという壮大なプロジェクトでした。闇賭博はウソ、新堂の父も生きており、父が亡くなったと思わせることもマインドコントロール手段の一つに過ぎませんでした。

  4. 1年後、監督となったゲリー・ベックのもとでプレイする4人の姿がありました。FWは代表経験がある外国人は無理なので、ヨガにチェンジ。UAEとのW杯最終予選で、日本が負けることを条件に原油価格交渉する首相の姿がありました。そのディールを反故にして、UAEに大勝する新堂たち。真の国益を首相に説く鴨志田は、「W杯優勝」という指令を与えるよう促します。首相から「W杯優勝」指令を受けて5人は目を輝かせます。

最後の展開が急転直下って感じだったので、打ち切りのような気がしますね。新堂たちを脅かすテクニックを持つ敵が出てこなかったので、ディール達成に張り合いがなかったのが良くなかったのかな。しかし、相手がうまいと普通のサッカー漫画になってしまうし、展開を考えるのが難しいところがありますね。

ピッチディーラー ‐蹴球賭場師‐(3) (ヤンマガKCスペシャル)

ピッチディーラー ‐蹴球賭場師‐(3) (ヤンマガKCスペシャル)

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