前回のあらすじと感想
自殺者だけが集まる死後の世界「煉獄」。ここでは、繰り返し殺し合いのゲームが開催されており、境も参加を余儀なくされます。ゲームは基本的に2種類のパターンがあり、
参加者が協力して生き残る
参加者たちがお互いを出し抜いて殺し合う
のどちらか。よくあるパターンですが、死後の世界ということもあり、全員死亡でゲームオーバーにならない限り、死後の世界でのゲーム参加は続きます。煉獄にいる人たちの体には数字が刻印されており、ゲームで他の参加者を殺すたびに666から数字が減っていき、ゼロになると願いが叶います。
5巻のあらすじと感想(ネタバレ注意)
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クリア目前であることを境に宣言した鏡宮。最後のゲームの相手になれと境を挑発します。その挑発に乗った境と、1対1で「尋問ゲーム」で戦います。
尋問ゲームは、交互に「証言」して、もう一方が証言が真実か嘘かを当て、3回間違えると敗北になるというルール。
境の「生前眼鏡を掛けていた」という証言を、すぐに真実と看破する鏡宮。鏡宮は「生前、境裕明に会ったことがある」と証言し、記憶にない境は嘘だと言いますが、判事により真実と判定されます。
鏡宮は、自分が境を巻き込んで自殺した女生徒だと証言します。それなら、同時に煉獄に来るはずだと考える境ですが、これも真実。境自身は自殺していない、ことも真実とわかり混乱のうちに境は敗れます。
境が導き出した結論は、自分自身があの女生徒の自殺の後も生き延びて、その後に自殺。煉獄ゲームを勝ち抜いて何らかの願いを叶えて、その結果、高校生の時点の境が現在の煉獄ゲームに送り込まれたというもの。
刻印を0にした鏡宮は、願いを告げてディーラーにして5巻の表紙にある英国メイドの姿となります。666人の参加者を集い、一発クリア可能なゲームをしようと煉獄にいる人たちに呼びかける英国メイド。
鏡宮が自殺した後、境は生き延びますが何らかの理由で自殺して、煉獄ゲームを勝ち抜いた上で「神」になった、といったところでしょうか。尋問ゲームは、強引に真実という形で設定を明らかにしていくという筋立てだったので、知力を戦わせるゲームを予想していた読者には肩透かしでしょうね。
煉獄デッドロール 5 (ドラゴンコミックスエイジ よ 4-1-5)
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6巻のあらすじと感想
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