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煉獄デッドロール / 河本ほむら / 吉村英明(6)、666人参加のトレジャーハンティングをクリアして、神の正体へ至る最終巻

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煉獄デッドロール(6) (ドラゴンコミックスエイジ)

前回のあらすじと感想

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自殺者だけが集まる死後の世界「煉獄」。ここでは、繰り返し殺し合いのゲームが開催されており、ゲームで他の参加者を殺すたびに666から数字が減っていき、ゼロになると願いが叶います。

主人公の境は、最初のゲームで鏡宮に敗れ、リベンジを狙っていましたが、5巻の「尋問ゲーム」で再び敗れます。境に勝利して、666の数字を達成した鏡宮は願いを叶えてディーラーとなり、境を挑発するかのように参加者666人のゲームを開催します。

6巻のあらすじと感想(ネタバレ注意)

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  1. 666人の参加者を集めて開催された「トレジャーハンティングゲーム」。勝利条件は、宝を手に入れることで、全参加者に宝のヒントとなる暗号が渡されます。参加者は全員が校舎の教室に飛ばされ、各教室で第一関門のゲームがスタート。

  2. 第一関門「心身一体クイズ」は、簡単なクイズにクラス全員が正解できればクリアとなるゲーム。全員に与えられたタブレットで、それぞれが正解を入力する必要があります。境は、出題者のピエロもタブレットを持っていて一人だけ不正解を入力していることを看破します。

  3. 第一関門を出て部屋を出たところで、生き残り全員で暗号を解いて宝を探すことになります。「地下への入口を守るケルベロスを突破する」「666人を殺す」などのミスリーディングな暗号の解答に至る人たちをやりすごして、境は屋上へ。まっていたのは英国ディーラーとなった鏡宮。

  4. 境は「鏡宮を殺せばクリア」という条件を看破した上で、ゲームを成立させないために鏡宮と一緒に屋上から飛び降ります。気がつくと、鏡宮・千福・輪廻・曲輪・白丁花の5人とともに、この世界の神と対峙していました。

  5. 神は最後のゲームとして、「私は誰?」というシンプルなゲームを仕掛けてきます。神の正体は、かつて煉獄で勝利した境でした。その正体を見破りながら、勝者は最初の一人だけなので、誰も解答しません。オリジナルの境と鏡宮は一緒に煉獄に来てゲームに参加していました。自分を助けようとしてくれたのに、誰も信じず冷酷に人を殺す境になってしまったことを憂う鏡宮に対して、神になった境はもうひとりの自分を生み出します。最初のゲームで鏡宮にやられた境は、裏切りから心を閉ざすのではなく鏡宮をライバルとして見るようになっていました。

  6. 鏡宮に、本当は人を殺したくなかったのではないかと指摘された神である境は、煉獄を終わらせることを宣言。全員が生き返って現世に帰ってきます。

境が煉獄の神になって、物語の主人公になったもう一人の境を生み出したのはわかりましたけど、鏡宮の願いがはねのけられた理由がよくわからないままですね。願いには優先順位があって、先に叶えた願いを曲げられない、などといった設定があるんでしょうか。

そして何より、やっぱり境は自殺なんてしていなかったのに、そもそも煉獄に来たのがおかしいという謎はそのままです。これでいいの?

河本ほむら先生が「賭ケグルイ」に集中したくて、さっさと収束の方向に持っていったのか、打ち切りだったのか判断が難しいですね。5巻と6巻の展開が、ゲームとほぼ無関係で境の過去に迫るだけのものになってしまいました。

煉獄デッドロール(6) (ドラゴンコミックスエイジ)

煉獄デッドロール(6) (ドラゴンコミックスエイジ)

煉獄デッドロール 6 (ドラゴンコミックスエイジ よ 4-1-6)

煉獄デッドロール 6 (ドラゴンコミックスエイジ よ 4-1-6)

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