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テセウスの船 / 東元俊哉(1)(2)、無差別殺人を起こした父が事件を起こす前にタイムスリップする男

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テセウスの船(2) (モーニングコミックス)

テセウスの船は、ギリシャ神話に登場するパラドックス。テセウスがアテネとともに帰還した船の部品が全部交換されたとき、最初の船と同じといえるかどうかという問いのことです。「これが人間だったらどうだろう?」という問いかけから物語がスタート。

主人公の田村心は、警察官ながら無差別殺人を起こした父を持っていました。犯罪加害者の家族の心情が描かれるのかなと思いきや、突如として父が事件を起こす前にタイムスリップ。

1巻と2巻のあらすじと感想(ネタバレ注意)

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  1. 心の妻である由紀は、心の父の事件について不審な点があるとして調べていました。その由紀は、子どもの出産で命を落とします。由紀の残したスクラップブックに書かれた「冤罪の可能性アリ?」という表記を見て、拘置所で無実を訴え続ける父に会いに行くことを決める心。妻の両親に、犯罪者の子のもとには孫を置いておけないから渡せと言われており、父が本当に無実なら大手を振って子どもを育てられると考えました。

  2. 接見するための手続きとして弁護士に会う前に、父が21人を殺したという音臼村に行き、霧が出てきて晴れたと思ったら1989年にタイムスリップしていました。

  3. 事件を止められるのではないかと奔走する心と、心を怪しむ警察官の佐野文吾。その佐野こそ、心の父親でした。その年、由紀の書いたスクラップブックのメモにあるように、村では怪しい事件が頻発していました。その事件を止めようと行動する心を信じたい文吾は、心の財布の中にあった未来の日付の免許証を見つけます。

  4. 未来を予言する心の話を聞いて、なぜ音臼村に来たかを語らないことを訝しみますが、文吾は心が未来から来たと信じます。学校ではウサギが殺され、5歳の子どもは除草剤を飲んで死亡。時折犯人と思しき人物の声のシーンが挿入されます。

まだタイトルの「テセウスの船」の意味がわかりません。サスペンスっぽいんですが、唐突にタイムスリップして、その理由を探ろうともしない主人公を見るとちょっとモヤモヤしますね。

テセウスの船(1) (モーニングコミックス)

テセウスの船(1) (モーニングコミックス)

テセウスの船(1) (モーニング KC)

テセウスの船(1) (モーニング KC)

テセウスの船(2) (モーニングコミックス)

テセウスの船(2) (モーニングコミックス)

テセウスの船(2) (モーニング KC)

テセウスの船(2) (モーニング KC)

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