「少女終末旅行」のつくみず先生の最新作。少女2人を中心にしたほのぼのとした日常を描くところは「少女終末旅行」と同じ。舞台が学校になって、少女2人以外にも様々なキャラクターが登場する、ゆるーい4コマ風です。
1巻のあらすじと感想(ネタバレ注意)
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中学1年から押入れに引きこもっていた月島しじみは、そろそろ出ようと思って高校に通い始めます。久しぶりに外に出たときに何故か頭に生えているシメジ。しじみの家族は、白衣を着て謎の実験に勤しみ、大学をやめたと語る姉。
学校でしじみの友だちになろうと話しかけてくるのが、こちらも頭に何故か目玉焼きが載った山下まじめ。2人で、妙に不真面目な顧問のいる穴掘り部に入部することに。
1巻の終盤で、ずっと謎の作業を続けていた姉の実験が佳境を迎えます。「世界を取り戻すための装置」と姉が言う機会を起動すると、謎の世界に飛び込み、巨大なりんごやカニ、魚のいる世界に。気がつくと夢から覚めた状態で現実に戻ってきます。
シメジと目玉焼きが何のメタファーなのかわからず、姉の実験も何のことか全くわかりませんが、ゆるゆると物語が続いていきます。他の雑誌ならやばそうですが、掲載誌的に打ち切りはないはず。
ストーリーと呼べるものもそれほどなく、どこに向かっているのかわかりませんが、なんとなく読ませる力があります。
シメジ シミュレーション 01 (MFC キューンシリーズ)
- 作者:つくみず
- 発売日: 2020/02/28
- メディア: Kindle版
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