「ホーリーランド」「デストロイアンドレボリューション」「自殺島」の森恒ニ先生の最新作。卒業を控えた大学生たちが、マンモスのいる遥か太古の世界へ迷い込み、サバイバル生活がスタート。
自殺島と違い、最初から生きる意志と知識にあふれる大学生たちの脅威となるのは、石器を使う古代の人間たち。
タイガ、メガネのアラタ、レン、サバイバル知識のあるリク、茶髪で幼い風貌のユカ、黒髪ロングのリカコ、メガネ女のチヒロの7人。
1巻のあらすじと感想(ネタバレ注意)
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大学の人類学ゼミの仲間たちとオーストラリアに卒業旅行に来ていたタイガたち。アラタが洞窟を発見し、中にはいって壁画を見つけますが、洞窟が崩れてきて気を失います。幸運にも全員怪我もありませんでしたが、洞窟から出ると外は見たこともない動物たちが闊歩する世界に変わっていました。
ハイエナ、ワニなどの脅威をしのぎながら、サバイバル生活を開始する7人。アラタは分布する生物から、場所は北アフリカから中東、時代は数万年前ではないかと推定します。
アフリカ系の人間と、赤毛のガッチリした原始人の殺し合いを目撃するタイガたち。リカコは、赤毛がネアンデルタール人でアフリカ系がホモ・サピエンスだといいます。ヨーロッパで繁栄していたネアンデルタール人とアフリカで発祥したホモ・サピエンスがぶつかりあった時代に来ていたことが確定。
ヒョウが狩った獲物を奪い取るタイガたち。解体して得た腱で木に石器を固定し槍を作ったタイガは生きるために戦う意思を固めます。
侵略者のホモ・サピエンスと、体格で勝るネアンデルタール人の戦いに否応なく巻き込まれていく展開でしょう。ネアンデルタール人もまた、言葉で意思疎通しており知恵があるという描写でした。自殺島よりも激しいサバイバルが始まりそうで楽しみです。
- 作者: 森恒二
- 出版社/メーカー: 講談社
- 発売日: 2017/08/23
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2巻のあらすじと感想
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