東京に核ミサイルが落ちたら、タイトル通りシンプルな内容の避難マニュアルがそのまま漫画に。Jアラートが鳴り響いた後、東京に核ミサイルが落ちてから生き延びる家族を描きます。ストーリーはシンプルで一直線な展開ですが、細やかに描かれる状況判断ネタが豊富で、文字よりもすんなり情報が頭に入ってきます。
あらすじと感想(ネタバレ注意)
広告
午前10時過ぎ、夫の眞人は会社のエレベーターの中、妻の祐希は職場のバイクショップ、子供2人は保育園にいるときに、Jアラートが鳴り響きます。主人公は祐希。
他のスタッフが笑う中、祐希だけは机の下に潜り込んでくるまった姿勢を取ります。ミサイル核弾頭が東京上空600mで炸裂し、光と爆風が襲いかかってきます。被害状況を見て爆心地からの距離を考察し、バイクに乗ってその場を離脱して、動いていない地下鉄の線路から保育園へと向かいます。
保育園で子どもたちを迎え、絶対に浴びてはいけない放射性物質を大量に含んだ最初の雨を凌ぐところで夫の眞人と合流を果たします。数日はシェルターとして過ごせそうな場所を確保したところで終幕。
一直線のストーリーで、復興への道のりはまだまだここからというところですが、緊急避難マニュアルとしてグイグイ読ませるマンガになっています。
- 作者: 細野史羽
- 出版社/メーカー: 集英社
- 発売日: 2018/08/17
- メディア: Kindle版
- この商品を含むブログを見る
- 作者: 細野史羽
- 出版社/メーカー: 集英社
- 発売日: 2018/08/17
- メディア: コミック
- この商品を含むブログを見る
広告