22巻のあらすじと感想
ヨーム戦士団の後継争いは終結。バルドルが捕らわれてフローキも戦意喪失し、戦いはトルケル一派の勝利で終わります。名目の頭領となるトルフィンはヨーム戦士団の解散を宣言。収まらないトルケルは、トルフィンに挑みますが、グズリーズが体を張って止めに入り、さすがのトルケルも戦意を喪失します。
23巻のあらすじと感想(ネタバレ注意)
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トルケルを止めに入ったときにトルフィンが好きなことを口走ってしまったグズリーズは、改めてトルフィンに気持ちを伝えます。トルフィンの答えが描かれませんが、シグルドは仲間とともに故郷に帰ります。
航海での帰り道の途中に、子どもを助けた縁でアイスランドのトルフィンの生まれた村のユルヴァ家に寄ったシグルド。自分たちの事情を話し、トルフィンたちが無事で旅を続けていることを伝えます。
生真面目にハーフダンのもとに戻ってきたシグルドは、農場を去ると告げたことでハーフダンの逆鱗に触れて縛り上げられます。シグルドを助けに来たのは、第二夫人にしてシグルドよりも腕っぷしの強いハトルゲルド。
仲間を連れて逃げるための船までやってきたシグルドでしたが、ハーフダンが待ち受けていました。ハーフダンとの決闘で、自分の意志を貫いて「好きなようにしろ」という言葉を引き出すシグルド。ハーフダンは自分を慕う仲間とハトルゲルドとともに出航します。
2年後、生まれ故郷の村に帰ってきたトルフィンの姿がありました。グズリーズとの間に男の子カルリを授かっており、ヴィンランド開拓の準備を手伝ってもらうためにハーフダンに会いに行くといいます。ハーフダンに会いに行くと、意外にもトルフィンたちを歓迎し、2人は予定もなく執り行っていなかった結婚の祝宴を行うことになります。
ヨーム戦士団の後継争いを経て、新章へのつなぎのような1巻。ようやくタイトルのヴィンランドですね。
23巻のストーリーの後には、15年前の幸村誠先生の読み切り「さようならが近いので」の掲載がありました。10年も経つと絵柄が変わることが多いですが、あんまり変化を感じさせませんね。
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