いわゆるゾンビが登場するオブ・ザ・デッドものに、チャンピオンの持ち味である不良ヤンキー要素を加えてギャグパロディに仕立て上げました。
舞台になっているのは、全国からどうしようもないバカが集まる伝説の不良高校、私立浄寺(じょうじ)高校・狼命露(ロメロ)館。周りを森と崖が囲み、内外をつなぐのは橋1本という魔境です。
2巻までのあらすじと感想(ネタバレ注意)
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主人公にして転校生の邑楽真剣(おうらガチ)は、転校初日にして、ロメロのてっぺんとるための戦いに身を投じます。ロメロ四大勢力の一つを束ねる赤羽シキの右腕、不死身の藤沢とのケンカが開幕。
どれだけ殴っても立ち上がる藤沢に脅威を感じる真剣。渾身の一撃が文字通り腹を貫きますが、立ち上がってきます。明らかにゾンビになってますが、全員バカだから気づかない。いたるところでゾンビが出没し始めますが、そこら中でケンカが起こっているものだと思う真剣。
藤沢を倒すと、鈴の音が鳴り響きます。現れたのは四大勢力も関わりを恐れる歩く災害、郷田・ジローラモ・明生、通称ゴジラ。見たまんま学ランを来た怪獣ゴジラ。真剣がケンカを売りますが相手にされず、叩かれただけで天井までめり込みます。
翌日、真剣は、四大勢力である赤羽シキと天神要の抗争に巻き込まれます。抗争中に外部とロメロをつなぐ唯一の橋が爆発して崩落し、閉じ込められる生徒たち。ゾンビの数も増えてきてカオスな状況に。
保健の先生は、ゾンビが増えている状況を冷静に見ていました。噛まれてもゾンビになる生徒とそうでない生徒がいることを冷静に観察。「童貞は噛まれてもゾンビにならない」という仮説を立てます。生徒たちを落ち着かせるために、その情報をロメロ中に伝えると、ゾンビ(とそのフリを始める生徒)が爆発的に増加。さらなる地獄絵図となります。
その状況で現れたのがロメロ四大勢力の実質No.1、歩く災害ゴジラに鈴をつけた男、真栄城白。真栄城は、日焼けしてるときに間抜けにもゾンビに噛まれましたが、ゾンビになっていないことを話し、情報がデマだと告げます。「実は童貞なんじゃないの」とバカにされたことで、圧倒的な強さでその場にいる全員をあっという間にフルボッコに。
最初から最後までギャグが切れまくってて最高ですね。表紙とタイトルで敬遠して読まなきゃ損をします。
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