3巻のあらすじと感想
祖父母のもとで暮らす高校生の中條千里。双子の一登とは、視界を共有するという不思議な能力でつながっていました。行方不明になってから一度も共有が怒らなかったので死んだかと思われていましたが、一登は生きていました。
一登の現在以外にもたくさんの謎が残されています。火の傷がある男「ネズミ」、父の手帳に残されていた暗号、殺し屋「三ツ目」と呼ばれて裏社会の住人から命を狙われる一登。
若園と名乗る怪しい刑事が接触してきて、一緒に火の傷がある男と一登の行方を追うことになります。
4巻のあらすじと感想(ネタバレ注意)
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千里は恵南とともに若園に会いに行きます。若園も、かつて千里と恵南がいたもみじ園で暮らしていました。警察官だった若園の父を殺したのが火の男で、父が殺されたあとにもみじ園に入園していました。恵南も若園のことを「マサ兄」と読んでいたことを思い出します。
若園の情報により、警察も火の男の正体をつかめていないこと、千里の家の事件だけが動機が謎で靴を脱いでいることから顔見知りの可能性が高いことがわかります。
若園の情報から、手帳が示しているのは父親が追っていた火の男の行方であることを確信する千里。母親が伊豆にいる火の男に会いに行っており、父親は伊豆にいる火の男の行方を絞り込んでいました。千里の行き先を若園も追います。
伊豆で撮られた母親の写真の場所にたどり着いた千里は、その近くにあった火の男の隠れ家に一登のメッセージが残されていることに気づきます。千里だけが見つけられるような場所に封筒があり、中には写真が二枚。一枚には父親と同じ顔をした手に火の傷がある男と母親が並んで写っていました。混乱する千里。
新宿では、火の男と一登の二人が組んで次の仕事を画策していました。
火の男と千里の父親は双子や兄弟でしょうか。そうならあっという間に正体に近づいてしまって、引き伸ばせそうにありません。今のところ、一登から千里への一方通行ですが、どこかで千里から一登へ情報共有して窮地を脱するような展開があるはず。
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