ゼロ、ハチ、ゼロ、ナナ。 / 辻村深月、負け犬ブームにさらされる女社会の生きづらさが感じられる一冊

「ゼロ、ハチ、ゼロ、ナナ。」は辻村深月先生の小説。オーダーメイド殺人クラブ、水底フェスタが面白かったので手に取りました。本作もなかなかに濃い女社会のめんどくささが描かれています。「30代・子無し・独身は負け犬」ということで一世を風靡した負け犬ブームが下敷きになっているのは間違いありません。アラサー女…