PHMPK.LOG

漫画、ゲーム、投資、育児

広告

四弦のエレジー / 梅内創太(1)、音楽が視える天才作曲家とヴァイオリンの超絶技巧師が魅せる音楽バトルファンタジー

広告

四弦のエレジー 1 (ゲッサン少年サンデーコミックススペシャル)

「四弦のエレジー」はゲッサンで連載している音楽をテーマにしたマンガ。作者の梅内創太先生は音大出身のマンガ家。

音楽とマンガって結構相性悪いですよね、音を絵にすることができないから。そんな難しさに正面から挑戦した作品。「のだめカンタービレ」も「4月は君の嘘」も、音楽そのものよりもキャラクターの成長譚としての色合いが濃いような気がします。私がこれまで読んだ音楽マンガでこれは、と感じたのはさそうあきら先生の「神童」ですね。「四弦のエレジー」はどの作品とも趣が異なります。

1巻のあらすじと感想(ネタバレ注意)

広告

舞台は19世紀末のドイツ。大音楽家ユリウス・ブロイアーには2人の息子がいました。音楽の才能に恵まれなかった実子アリョーシャとヴァイオリンの超絶技巧師である養子エンリコ。アリョーシャは音楽の才能に恵まれないと言いましたが、それは演奏に関してだけ。「音楽が視える」という特殊な才能の持ち主で作曲者としては天才、エンリコと2人で自由な音楽で「世界を創る」ことを目指してパリに向います。そんな2人を自分たちのどんな手を使ってでも自分たちのもとに連れ戻そうとするユリウス。

物語に登場するオリジナル楽曲は、音大時代の友人に手伝ってもらって実際に作曲したという割とガチなもの。最初に出てきたドビュッシーの歌曲を元にした「Debussy/リラの花」では、ライラックの花が咲き乱れる光景が広がり、路上演奏で身銭を稼ごうと即興で演奏した「卵のワルツ」は通行人が突如踊り始めたりと絶大な効果。

音楽マンガを文字で説明するのって難しいですけど、ぶっちゃけバトル漫画的な要素も持ってたりして目が離せません。2015年は個人的に昨年よりも豊作の年です。

四月は君の嘘(1) (講談社コミックス月刊マガジン)

四月は君の嘘(1) (講談社コミックス月刊マガジン)

のだめカンタービレ全25巻 完結セット (講談社コミックスキス)

のだめカンタービレ全25巻 完結セット (講談社コミックスキス)

神童 (1) (Action comics)

神童 (1) (Action comics)

関連エントリ

phmpk.hatenablog.com

phmpk.hatenablog.com

広告

5月19日発売の新刊

ヤングジャンプのおもしろマンガが一挙発売、全部読むのはいつになるかな。

ゴールデンカムイ 3 (ヤングジャンプコミックス)

ゴールデンカムイ 3 (ヤングジャンプコミックス)

嘘喰い 37 (ヤングジャンプコミックス)

嘘喰い 37 (ヤングジャンプコミックス)

嘘喰い 38 (ヤングジャンプコミックス)

嘘喰い 38 (ヤングジャンプコミックス)

嘘喰いは2巻同時発売。

群青戦記 グンジョーセンキ 7 (ヤングジャンプコミックス)

群青戦記 グンジョーセンキ 7 (ヤングジャンプコミックス)

テラフォーマーズ 13 (ヤングジャンプコミックス)

テラフォーマーズ 13 (ヤングジャンプコミックス)

広告