著者は岡田斗司夫氏、彼ほどスマートという単語が似合わない人はいません。
オタク代表を標榜し、それに恥じないルックスの持ち主ですが、愛人リストが流出してしまったように若い素人の女の子を食い散らかしているリア充。ちなみに本書は、タイトルだけでは想像できないダイエットの本です。 「食べ歩きメモ」をつけ、体重を毎日はかるだけで1ヶ月で10キロ落とせたそうです。太っているのは、毎日「太り続けるを努力」をしているからという考察。1年間で50キロ減量したレコーディングダイエットの方法を元に、「無理せず」「楽しく」天才になれるノート術について書かれています。
本書で言う「天才」ですが、発想力・表現力・論理力の3つの能力を兼ね備えた人と定義されています。
面白い人(発想力、表現力)→松本人志 改革者(発想力、論理力)→孫正義、勝間和代 頭の良い人(表現力、論理力)→マイケル・サンデル、島田紳助 天才(全部)→スティーブ・ジョブズ、北野武
面白い分類と実例ですね。
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第1フェーズ、5行日記をつける
ダイエットで考えるべきは「どうやって痩せるか?」ではない。重要なのは「どうやってやる気を保ち続けるか?」だ。
ノートの右ページに毎日5行、やったことを書く。左ページは「自分の気持ちのバックアップ」。
メモは最終的に強力な武器になる。
第2フェーズ、行動を採点する
行動記録の右に0~5点の間で点数をつける。マイナスの点数をつけない。
6段階評価にする理由は、評価のボキャブラリーを増やすため。いまの学生は「あれはクソです」「あれは神です」の両極端が多い。
第3フェーズ、論理訓練を始める
論理は肉体訓練。毎日2ページかいて、論理力の筋トレをする。論理が使えるようになるとムダな横道に気が逸れなくなる。
「書く」という作業は「考える一歩手前」の想念を無理やり固定化させる。自分の感覚や感情を日本語にする訓練をする。
論理的に考えるとは上下水平方向に物事を考えること。下方向に「なぜ?」、上方向に「ということは?」。左方向に「昔はどうだった?」、右方向に「似たような事例は?」。
第4フェーズ、見せて話をしてみよう
自分の内面を見るのは辛くて難しい。だから行動と採点のみをする。
このあと第7フェーズまで有って、最終的に教養や見識ができたらブログやネットデビューしてみよう、となっています。超強力な理論武装したイケダハヤト氏みたいになってそうですね。
ダイエット方法としては思っていたより実用的。あなたを天才に「する」ってのはちょっとよくわかりませんが、「できる人になる」くらいなら、まあそうかと。ロジカルシンキングは、普通仕事をしていればもう充分ってくらい、文章かかされるんで私は結構です。
YouTubeで本人が語っている動画もありました。
岡田斗司夫のひとり夜話「ノート術」(01/12)昔のノート - YouTube
- 作者: 岡田斗司夫
- 出版社/メーカー: 文藝春秋
- 発売日: 2011/02/25
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
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