3巻飛ばして4巻のあらすじと感想です。ほのぼのとダンジョングルメが描かれていくのかと思いきや、大きくストーリーが進みました。
4巻のあらすじと感想(ネタバレ注意)
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ライオスたちが挑んでいる迷宮があるのは、とある島であること。はるか昔にエルフとドワーフが東西に分かれて争っていたときに、エルフたちを待ち受けていた穴が迷宮と化したこと。迷宮にある魔法陣はエルフ言語で、狂乱の魔術師というエルフが作り出したこと、が明らかになります。
迷宮にある最大の宝は、迷宮にかけられた不死の術であり、エルフたちが迷宮が自分たちの遺産であるとして返上するよう要求していました。ライオスの元仲間であるナマリが蘇生所を訪れる描写が挿入されます。蘇生に関する様々な条件が述べられますが、概ねWiz系に則っています。蘇生に失敗するリスクの説明も。
ライオスたちは迷宮の地下5階に到達し、本来ならば眠っているはずの炎竜と対峙します。
強靭な鱗に守られて剣も魔法も通じない竜を倒す手立ては、唯一刃を通すことができる首にある逆鱗を貫くことでした。竜の体は巨大で首は剣の届かない上方にあり、さらに口から炎を吐くため、近づくこともままなりません。
ドラゴンのウロコをも切り裂くミスリルの包丁を実はセンシが持っていましたが、あまりにも刀身が短すぎてまったく効果がありません。ライオスは、マルシルの爆発魔法で自分の体を竜の頭目掛けて飛ばし、自分の足を犠牲にして逆鱗を貫き、炎竜を倒すことに成功します。
マルシルはすでに消化済みでしたが、残されていた骨と炎竜の肉、マルシルが迷宮に挑んだ本当の理由である禁忌とされる古代魔術を使った蘇生により、ファリンが蘇ります。
そのあとは、お約束の炎竜の肉を使った食事。センシが、火を付けて炎竜の体の中の油に印加して爆発させるというシーンも。
4巻の最後のシーンは、マルシルが描いた魔法陣と炎竜の死体を見つけるダークエルフの登場でした。
炎竜を倒してハッピーエンドとはならず、まだまだ話が広がりそうな雰囲気が出ています。迷宮の生態系から、蘇生術などの魔術に関する要素をどんどん深掘りしていくようですね。
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