凍牌の志名坂高次先生が原作を担当しているホラー・サスペンス。
1巻のあらすじと感想(ネタバレ注意)
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主人公で製薬会社営業の藤岡は、会社の人たちとレクリエーションで登山をしていました。登っているのは「しらび山」という山で、その先では世界で二番目に多くの死者を出している難所の「岩砕山」という場所につながっていました。
目的地であるしらび山の山頂で、社長の演説が行われています。藤岡のいる藤谷製薬では、開発した薬による薬害で開発部と営業部に亀裂が産まれており、社長は団結の重要性を説きます。その日のよう、テントを張った社員たちを、ナタを持った巨大猿が襲います。テントの中にいた3~4人が殺されて、残り36人。
朝になり一行は、山を降りる道を進んでいたはずが、看板が偽物に換えられており、岩砕山方面への道を進まされます。急な下り道で後ろから襲い掛かってくる猿。パニックになった後ろの人たちが前へ無理やり進もうとしたことで、人間の雪崩になり、6人が死亡、11人が骨折もしくは意識不明。
山を降りるには引き返すしかありませんが、社長は動けるものを連れて山小屋まで行って助けを呼ぶことを決めます。15人で登っている途中で、残った11人を襲う猿の姿が見えます。すぐさま藤岡とガタイのいい安斎がかけつけますが、8人殺されていて、2人が生き残り、田中という男が行方不明になります。
17人で進んでいる道中でも再び襲いかかる猿。1人が殺され、1人は骨折。宮田は藤岡に、殺された人物が猿の手に寄るものではない可能性があることを指摘します。
猿はキグルミを着た人間という感じではなさそうですね。まごうことなき神出鬼没の化け物。そして、製薬会社内でうずまく怨恨による裏切り者の手引があるのかもしれません。
- 作者: 粂田晃宏,志名坂高次
- 出版社/メーカー: 日本文芸社
- 発売日: 2017/02/09
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