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マッシュルーム / 小池ノクト(2)(3)、広がるマッシュルームの感染、暗躍する製薬会社P.E.L

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マッシュルーム (3) (バーズコミックス)

「6000-ロクセン-」「蜜の島」の小池ノクト先生が描くサスペンスホラー。

南太平洋の某島で発見された新種の菌株パンドーラは、これまでの常識を覆す生物の変革を行う力を持っていました。宿主に一度感染すると、凶暴性を持つコピー人間を次々に生み出します。

高校生の橘倫(りん)が、無理心中事件の事件現場に記者と行ったときに、パンドーラに感染。生まれたコピー体は祖父を殺して捕食します。「今日からボクひとりが橘倫だ」と語り、オリジナルを殺すコピー体。

この菌株の感染拡大を止めるために一人活動しているのが、パンドーラを発見した研究者の息子である小太郎。

2巻と3巻のあらすじと感想(ネタバレ注意)

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感染したオリジナルを「デュプリケーター」と呼んで、どこかに電話をかける小太郎。橘倫が目覚めると、小太郎の協力者のいる病院でした。そこで、自分が何に感染したのかを知ることとなります。生まれたコピー体は「マッシュルーム」と呼ばれ、マッシュルームから次々にコピーが生まれていくようです。

小太郎の協力者は2人、壮年の医師平岡伝次郎と黒髪の女性貴鳥。橘倫との会話からは、貴鳥もデュプリケーターであるかのようなやり取りがチラッと垣間見えました。平岡は1巻で出てきたのと同一人物でしょうけど、痩せて見た目は別人です。

「オレだけがオレだ!」と言いながら、自分から生まれたコピーを殺していくマッシュルーム橘倫。小太郎は、マッシュルームの考えが理解できるのはオリジナルだけだという事で、自分の活動に橘倫に協力するよう言います。マッシュルームに貫かれた腹が完全に修復していることから、デュプリケーターもまた人間ではない化け物なのは間違いありません。

一方、1巻の最後で少し出てきたマッシュルームが増殖しているクラブ「クリシュナムルティ」では惨劇が始まりつつありました。クラブを牛耳る粕部という男が増殖して、客を喰いちらかしていました。マッシュルーム絡みの都市伝説の取材に来ていた記者の設楽が巻き込まれます。同じ顔をしたデブ男たちは「平等に」「平等に」と口々に叫びながら、獲物を探し求めます。橘倫のマッシュルームとはまた違った変な仲の良さを発揮しています。

小太郎・貴鳥・橘倫の3人はクリシュナムルティに潜入。しかし、小太郎が予想していた以上にマッシュルームが増えていて、1人ずつ倒して全滅させるのは絶望的。「亜楠ジュニアがこそこそ動き回っているようだ」と話し、粕部の一部をサンプルとして採取していく女の姿。女の仲間で爆弾を設置してクラブごと消滅させようとしているのはかつて亜楠と一緒にパンドーラを発見した青沼。

青沼が、小太郎たちと対峙したときに貴鳥の苗字が塚原であることも判明します。おそらく塚原典子の娘。青沼が所属しているのは製薬会社のポテンティア・エット・ルーメン(P.E.L)社。

マッシュルームのバケモノはコピーともに第2、第3世代に進化していき、人間の姿を無くしていきます。圧倒的な身体能力で対抗する橘倫。せまいところで進化を繰り返したために、空間把握能力が退化していることに気づきます。急激な進化は脅威ですが、その環境に応じた弱点も持つという小太郎の分析。

爆発するビルの屋上から逃げる手段が無くなった小太郎たちでしたが、橘倫が小太郎と貴鳥の2人を抱えて飛び降ります。降りた衝撃で砕け散る両足。

マッシュルームのデータを集めるために、感染した遺体をまいた黒幕はP.E.L社でした。デュプリカントを傭兵として軍事利用するための研究。P.E.L社の会長と話す桜子という女。会話からわかるのは、小太郎の父である亜楠蘭太郎の行方を会長だけが知っているということ。生きているっぽいですね。

3巻の最後は、虹子という女が次々に感染者を増やしている描写。橘倫のマッシュルームはこれ以上増えそうにありませんが、虹子からは粕部も含めて3人の男の感染者が生まれています。マッシュルームの正体は明らかになりましたが、まだまだ伏線は広がっています。亜楠蘭太郎がいつ登場するのか気になるところ。

マッシュルーム (2) (バーズコミックス)

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