エクゾスカル零は「シグルイ」「覚悟のススメ」の山口貴由先生のマンガ。人類が滅亡の危機に瀕しているはるかな未来の話です。主人公は葉隠覚悟。「覚悟のススメ」と同名で、着装で強化外骨格をまとうところは同じですね。融通の利かない性格は同じのようですが、同一人物ではないようです。
エクゾスカル零の世界とこれまでのあらすじ
葉隠覚悟が冷凍睡眠から目覚めたときは、はるかな未来で人類が絶滅の危機にひんしていました。覚悟と同様に冷凍睡眠に入っていた他のエクゾスカル達がすでに目覚めています。
覚悟が目にした世界では、人間が異形の怪物に姿を変えていました。生き残っている人間たちも突如として「到達者」という飢えだけが精神を支配する生き物に変貌します。
そんな世界でエクゾスカル震電をまとう動地憐(どうちれん)が人類を救うための「メデューサ計画」を進めていました。残存人類の全てを死滅させ、その霊魂をエクゾスカル霞に収容するという計画です。
葉隠覚悟はこれを止めるために、動地憐とエクゾスカル同士で壮絶な戦いを繰り広げます。
7巻のあらすじと感想(ネタバレ注意)
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2人の戦いを止めようとするエクゾスカル雪の装着者である初夜六花ですが、それを妨害するのもまたエクゾスカルの雷電。
覚悟と憐の戦いは、震電の能力である分子透過能力を使って外骨格を通り抜けて直接覚悟の心臓を掴んだ憐が優位に進めています。心臓を掴んだ時に2人が同じ地獄絵を共有します。覚悟は零の能力で致死性のプロテアーゼを即座に合成して自分に投与、間接的に憐にも致死性のダメージを与えます。そのダメージで心臓を潰しそこねた憐。分子震動兵器に特化している震電は、化学兵器の前に無防備でした。
勝利した覚悟はモーントヴォルフを駆ってどこかへ向かいます。憐にメデューサ計画を授けた現人鬼こと散(はらら)のところにでしょうか。メデューサの中にある霞は散のエクゾスカル。ここで地獄編は一旦完結。次は煉獄編です。未だ出てきていなかった最後のエクゾスカルの御菩薩木紡(みぞろぎ つむぐ)が出てきます。
バイクで荒廃した大地を駆ける御菩薩木紡。到達者に追われる少女を助けて、生き残りの集落に行きます。そこにいた生き残りは自分たちを原種(オリジン)と呼んで、他の生き残りとは交わりを最小限にとどめていました。オリジンは、この荒廃した世界で命を紡いできた世代ではなく、冷凍睡眠から目覚めた人達のこと。オリジン達は物々交換のさなか、他の人間の子どもに触れられた時に悪魔扱いして、諍いが起こりそこから彼らを殺してしまいます。人間を悪魔として裁くオリジン達。御菩薩木紡は彼らオリジン達に、エクゾスカル雷電で審判を下します。エクゾスカル雷電はかなり大型の物理攻撃特化型の着装のようですね。
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