総合格闘技マンガ、オールラウンダー廻も14巻まで来ました。一つの試合を丁寧に描くので、進むのは遅いですが廻は少しずつ強くなっています。その廻を見て、マキちゃんがどんどん惚れ込んでいってます。
キャラクターの成長については、作者の遠藤浩輝先生のTweetが話題になっていましたね。
しかし、格闘技漫画に限らずスポーツ漫画全般に言えるコトは、主人公が成長するのをじっくり描いて面白くしていく余裕が雑誌側には最早無い、ということなかぁ。最低単行本2巻迄にはセールスで結果出さんと駄目な感じ。世知辛い。スラムダンクの2巻なんかまだ…ねぇ。
— 遠藤 浩輝 (@hiroki_endo) June 25, 2014
前回までのあらすじ
廻は、全日本アマチュア修斗選手権のライト級に出場しました。幼馴染の喬とは、決勝まで進まなければ当たりません。1回戦の相手は、元キックボクサー秦祐樹。タックルを切って打撃で攻めてくるタイプです。早速カウンターを喰らってダウンを喫してしまいます。
そこからは、打撃はスウェイで躱され、タックルは見切られた確実に切られて不利な展開に。タックルを切られてから、僅かなスペースで左ストレートを打ちダウンを奪います。相手の注意を打撃の高低とタックルに散らしながら、最後はタックルをフェイントに右のオーバーハンドを放ちます。
14巻のあらすじと感想(ネタバレ注意)
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右のオーバーハンは躱されますが、左ミドルキックにつなげて体勢が崩れたところを、首相撲からバックチョーク。1回戦に勝利します。
喬は初戦、古武術と思われる近接アッパーで相手の動きを止め、一瞬で飛び膝蹴りを決めてあっさり勝利。
廻の2回戦の相手は足関節技が得意な壊し屋、増岡京介。廻にとって、初めてと言えるくらいスタンドの打撃では圧倒。しかし敵も、高速の足関節を次々仕掛けてきます。ポイントではリードしますが、一度でも対処を間違えると即座に試合が終わってしまいます。相手の切り札、コーナー近くでのカニ挟みからの内ヒールで、ロープ際回転して逃げるスペースを潰します。逃げられないと判断して、ヒールホールドで切り返します。即座の判断力が素晴らしい。最後は3度目のスライディングを見切り、顔に膝蹴りでK.O.
廻の次の相手は、同じオールラウンダー型の香取舟。同じオールラウンダーですが、全くタイプが違います。香取は身長180cmで、レスリング出身。長いリーチで打撃も強く、レスリング出身で投げも極めも強いという理想的なオールラウンダー。
- 作者: 遠藤浩輝
- 出版社/メーカー: 講談社
- 発売日: 2014/06/23
- メディア: コミック
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