信長協奏曲 / 石井あゆみ(10)、長篠の戦い

信長協奏曲はゲッサンで連載されている石井あゆみ先生のマンガです。7月に入ってから、深夜アニメが始まりましたね。小栗旬主演でドラマにもなるようです。

勉強が苦手な高校生のサブローは、ひょんなことから戦国時代、天文18年（1549年）にタイムスリップしてしまい、そこで出会った本物の織田信長に、病弱な自分の代わりに信長として生きてくれと頼まれ、信長として生きていくこととなる。(Wikipediaより)

これまでのあらすじ

主人公のサブローこそ、タイムスリップして信長になっていますが、今のところ史実には忠実です。入れ替わった病弱な信長は、明智光秀として顔を隠して生きていきます。歴史の教科書を持ったままタイムスリップしていたので、最初はある程度歴史を覚えていて、歴史の改変が起こらないように振舞っていましたが、上杉謙信の差し向けたくの一であるゆきに燃やされてしまいます。そこからは、独特な発想と高いカリスマ性で史実通りの活躍を見せていきます。

信長(サブロー)の妻である帰蝶の父親である斎藤道三もまたタイムスリップしてきた元警官でした。他に元プロ野球選手の弥助(選手としての登録名はヤング)がタイムスリップしてきていますね。

史実通り進めば、本物の信長である明智光秀が最後には裏切ることになるわけですね。彼はサブローが未来から来た人物であることを知っています。信長の年齢で換算すると、10代後半から始まり、30代後半まで来ているはずなのですがサブローは一向に老け込みませんね。

歴史で言うところの、小田城の戦いが終わったところまで進んでいます。

10巻のあらすじ

浅井家から戻ってきたお市は相変わらず天真爛漫ですね。ブラコンもそのままです。そしてお市を見た家康の目も相変わらず女好きのそれですね。サブローから見せられたエロ本で敢然にスイッチが入ってしまってます。

サブローはというと、「いつか武田さんと戦うことになるのはわかってるんだよ。教科書に書いてあるからね」と相変わらず軽いノリで戦の決意を語ります。3千挺の鉄砲で武田との戦になるのではないか、と予想します。このあたりの不思議なセンスはどこから来るんでしょう。作戦会議が終わった後うたた寝している光秀の顔を森蘭丸に見られてしまいました。何かのフラグになるのかな。

そして、武田との長篠の戦いが開幕。教科書通りの馬防策と鉄砲隊の一斉射撃。戦いの後には「本能寺の変っていつ起こるんだろう」「死にたくないけど歴史変えちゃうのもよくないし」という発言が出ましたね。意外と歴史を覚えてる？　明智光秀によって殺されることを知ってるんでしょうか。

安土城の築城では、またしても不思議なセンスで歴史通りに天守閣を作ることに。そして、ゆきに上杉謙信より信長暗殺の命令が下った所で10巻は終了。

着々と歴史の終着点に向かってますね。タイムスリップしてきた人物はもう出てこないのかな。