戦国時代にタイムスリップしたサブローが、本物の病弱な信長と入れ替わって、信長として生きていくマンガ。入れ替わった本物の信長は顔を隠して、明智光秀として生きています。
10巻までであの有名な長篠の戦いを終え、安土城を築城。信長方でスパイとして活動するおゆきちゃんにとうとう信長暗殺指令が。おゆきちゃんは上杉謙信に仕えています。
11巻はサブローを置いてけぼりにして、おゆきちゃんが全面に出てきます。
11巻のあらすじと感想(ネタバレ注意)
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信長の暗殺指令が出て悩むおゆきちゃん。「情がうつったのではないか」と言われます。
史実どおり、和睦を結んでいた石山本願寺が挙兵。兵力に劣る織田軍ですが、サブローが指揮を取り敵を圧倒。本願寺勢力を退却させます。
その後、上杉と本願寺が和睦。信長の暗殺指令はこれを見越したタイミングだったんですね。サブローは光秀と2人きりで今後について相談。それをこっそり盗み聞きするおゆきちゃん。この時初めておゆきちゃんはサブローが信長と入れ替わっていたことを知ります。教科書を燃やしたりして割と重要なポジションにいたんですけど、どんどんメインストーリーに絡んできますね。
場面は変わって、おゆきちゃんに暗殺指令を伝えたとき丸と、おゆきの姉うの。姉のうのが越後に居るために、おゆきは信長を殺さねばならない、ととき丸は言います。姉のうのは、おゆきが信長を殺せなければ自分の手でおゆきを殺す、と物騒な発言。
安土城の築城は順調に進捗。途中、事故で石垣が崩れて信長の襲いますが、とっさにおゆきちゃんが助けちゃいます。千載一遇のチャンスだったのに。「事故などで死んでもらうわけにいかない、私の獲物だ」と言い、よるに屋根裏から寝室に侵入して刺殺しようとします。サブローは目覚めて「夜這い?」とか言っちゃう。ゆるいですねー。調子が崩れておゆきちゃんの暗殺は失敗。正体を知られたからには信長方にはいられないと姿を消します。「うちに戻ってきていいからね、おゆきちゃん」とこれまたゆるいサブロー。しかしこのセリフが後々効いてきます。
うの、とき丸の下に来たおゆきちゃん。失敗した以上自分の命はどうなってもいいと言います。姉のうのは、お前に残された道は一つしかないと言い、懐刀を突きつけ一閃。おゆきちゃんの髪を切ります。「好きに生きろ」といわれて信長方に戻るおゆきちゃん。髪が短くなったのを見て「イメチェン?」とかいっちゃうゆるいサブロー。相変わらずですね。
11巻は最初から最後までおゆきちゃんでした。しかし、信長の正体を知り、信長を守ると誓った忍びがつくというのは心強いですね。最後に向けて、どう動いていくのか楽しみ。
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