セフレの品格 / 湊よりこ(9)、誤解が解けて夫婦となる一輝と抄子、華江との永遠の別れへ

タイトルでドン引きですが、めくるめく展開で目が離せない主婦向けマンガ「セフレの品格」。

バツ2の抄子は、セフレだった一輝の子供を妊娠して出産。取り上げた産婦人科は一輝の父親がいる病院でした。一輝の父親は、分や息子の遺伝的特徴である2つのつむじから一輝の子、すなわち孫であることを確信します。

9巻のあらすじと感想(ネタバレ注意)

一輝の父親が抄子の家にやってきたのは、子供が自分の孫であることを確かめるためでした。カマをかけられてあっさりと認めさせられる抄子。一輝パパは、一輝に知らせないという約束で800万円を置いていこうとしますが、抄子は突っぱねます。

一輝が帰国してから高校の同窓会が企画され、抄子は同窓会に行く気はありませんでしたが、華江に焚きつけられて一目男性陣の様子を見に行こうとしたときに一輝とバッタリ出会います。

一輝はこれまでの誤解を解くためにどこか静かなところに行こうと提案し、ラブホテルへ。そこで、かつて中絶した子が自分の子であったことを話します。しかし、その夜は抄子の方が一輝の子供を育てていることを話せません。

一輝パパと抄子がヒミツありげに話すところを目撃した一輝が、パパに殴りかかりますが、その誤解を解くために抄子の自宅に向かったときに、一輝も自分が父親になったことを知ります。ここでようやく父と子のわだかまりが少しほぐれます。その後、一輝は抄子にプロポーズ。までたく2人が結ばれて終わりかと思ったら、次は華江に焦点が移ります。

相変わらず、来るもの拒まずなフリーセックス状態の華江ですが、9巻の最後で抄子の「私は知らなかった、2人がそんな関係になっていることを」「華江との永遠の別れが近づいていることも」という語りが挿入されます。

幸せとそこからの急転直下の振り幅が持ち味のマンガですからね。持ち上げて落とす展開は予想通りです。これはまた続きを読まないと。私もこのマンガにどっぷりはまってるなあ。昼ドラを見てる主婦はこんな感じなんですかね。