デストロイアンドレボリューションは「ホーリーランド」「自殺島」の森恒二先生のマンガ。以前、自殺島についてはレビューを書きました。
超能力に目覚めた主人公田中マコトが、テロ活動へと身を委ねていきます。両親と祖母が無くなり天涯孤独のマコトは、鬱と偏頭痛で不登校になり、フリースクールと精神科の病院を行き来する毎日でしたが、病院で出会った男に「ワンネス」の能力の目覚めさせられます。
「ワンネス」は視界にあるものを自分の手の中に掴み取る能力。鉄骨の中身や人体の一部を抜き取ることもできます。そして、離れていれば誰にも気づかれません。
マコトが能力を打ち明けたユウキが、その力に目を付けテロ組織「問う者」を結成します。他には眼鏡をかけた物理学専攻の大槻や女性の小島がメンバーに。マコトは、ユウキと大槻をワンネスに触れさせ能力に目覚めさせます。
4巻5巻の見どころはなんと言っても、能力に目覚めて暴走を始めた大槻。メガネも外しちゃって人格が変わってます。さらにワンネスの能力も発展し、物体をつかむだけでなく瞬間移動や物体との同化も可能となります。
6巻のあらすじと感想(ネタバレ注意)
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大槻はテレビ局に潜入し、「問う者」の存在をアピールします。アメリカ側ではその放映を見てジョン・トレンパーを上司が糾弾します。ワンネスに触れられるジョン・トレンパーは恐怖にすくんで大槻に見つからないようにワンネスから離れていましたからね。その夜、母のもとに帰りたいという強い意志でマコトとワンネスで繋がります。マコトの力の影響か、ユウキとマコト、それにジョンの3人は気づくとアメリカに来ていました。
そこでユウキの提案で、ジョン・トレンパーも「問う者」に加わることに。そして、自由の女神の腕をワンネスで破壊します。
ユウキ達の行動は自分を応援していると勘違いした大槻、厚木の米軍基地を襲撃します。そして、そこにワンネスで飛んでくるマコト達3人。マコトと大槻の戦いとなります。同化能力は大槻だけのもので、再生能力も持っていますが、マコトのワンネスは瞬時のテレポーテーションを可能にするため戦いを優位に進めます。そんな中、米軍による厚木基地への爆撃が開始されます。ワンネスに触れるのを妨害され、爆撃で半身を飛ばされた大槻。最後はマコトにとどめを刺されます。
その後、ユウキとジョンは能力開発セミナーのようなものを開講し始めました。そのセミナーでワンネスに触れられる人をどんどん目覚めさせていきます。ユウキが宗教指導者じみてきました。6巻はここまで。
ユウキとジョンのワンネスが向上しているのは、マコトの影響でしょうか。特にユウキの力の発達が凄いですね。
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