「げぇむ」をクリアして「びざ」を得なければ、問答無用でレーザーに焼き殺される今際の国。ねくすとすてぇじと称して、絵柄を割り当てられたゲームマスター側との戦いに突入しています。
アリスたちは、クラブのキングとの戦い「すうとり」に勝利しました。このときに判明したのが、敵側もかつて自分たちと同じぷれいやぁ側だったということ。4つのスートの内、最も恐ろしいであろうハートのげぇむが遂にお目見え。「どくぼう」というげぇむで、20人の囚人たちが互いに自分にだけは見えないマークを5分おきに当て続けなければ死んでしまいます。誰かに自分のマークを教えてもらわないと確率四分の一のギャンブルに。
勝利条件は20人の中に紛れ込んだハートのジャックを倒すこと。しかし、このげぇむ条件が同じなら必勝法はなさそうです。裏切り、支配などが渦巻く独房で、残り8人になっています。
13巻のあらすじと感想(ネタバレ注意)
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ミツルギとカリヤが行動を開始。ヤバとバンダの2人は、最初からずっとそれぞれコトコとエンジを完全に支配下に置いて2人組になってマークを当てていました。この戦略はたしかに有効、どちらかが裏切れば即ハートのジャックの疑いが強まります。
ミツルギとカリヤの作戦は、ヤバとバンダ達を除いた4人で新たにグループを作ること。このグループの目的は、げぇむの部隊に用意された食糧を消費しながらひたすらに生き続けること。ミツルギは、自分のびざが残り1日で、独房内で日付をまたいでも死なないことに気づいていまいた。今際の国で死に怯えながら、げぇむに参加し続けるくらいなら独房で生きることを選ぶと宣言。
ヤバがその作戦を妨害してきます。ミツルギが独房でマークを告げて出ようとしたところ、ドアを塞ぎます。グループのだれとも接触しなければ、マークの知りようがありません。カリヤはミツルギのいる部屋に入ろうとします。「入室を妨害してはならない」というルールがあるので、すんなり従うヤバですが、今度はミツルギとカリヤの2人を独房に閉じ込めます。ドアロックの直前に、他の独房に飛び込むヤバ。ミツルギとカリヤはここで敗退です。そして、ミツルギは誰がハートのジャックか見抜いていました。バンダに支配されているエンジ。
ミツルギとカリヤがグループから抜けて、残りの2人は信頼しあえずあっさり死亡。エンジは相手に支配させるというポジションで安全に生き残っていました。そして密かに、ヤバに支配されるコトコを洗脳。一挙に牙を向きます。コトコとバンダに嘘のマークを教え、コトコにはヤバに嘘のマークを教えるよう指示。これで3人が死ぬはず。エンジ自身は、イカサマで自分だけはマークを知ることができる義眼を使っていました。
しかし、次の告白でヤバとバンダは生き残ります。実は、この2人繋がっていました。対等な関係を気付いてお互いのマークを教えあっていた2人。ここに来てハートのジャックが誰なのかは完全に明らかに。ここから、バンダによる拷問が始まります。今際の国について知っていることをすべて喋らされるエンジ。最後は自ら死を選びます。
ハートのジャックも、なかなかに壮絶なげぇむでしたね。20人中生き残りは2人。
そして、次なるげぇむはスペードのキング。肉体型の最高難易度という事で、シンプルに重火力で武装したスペードのキングを倒せばクリアです。スペードのキングの腕には、ぷれいやぁ全員の位置を示すGPSがあるので逃げるだけでは、いずれやられてしまいます。ひと通りキングの恐ろしさを示した所で、ぷれいやぁ側で出てきたのはドードーとアグニ。ぷれいやぁで対抗できそうなのはアグニくらいですからね。しかし、アグニは何故他のげぇむに参加しなかったのか。
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