スレイマンのはからいにより、イブラヒムとハディージェが結婚。スレイマンはイブラヒムに、エジプトで反乱を起こしたアフメットの討伐を命じます。後宮では、ヒュッレムは皇子を産み、スレイマンの寵愛を受けて権力を掌握していました。
9巻のあらすじと感想(ネタバレ注意)
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自分が産んだムスタファ殿下が7歳になったことから、割礼式という成人の儀式を進めようとするギュルバハル。しかし、ヒュッレムの進言により、割礼式は先送りにされます。
イブラヒムがヒュッレムの護衛に付けたシャフィークとメフメトは、ムスタファの暗殺をヒュッレムに進言します。
悩むヒュッレムですが、ムスタファを殺す命令を下すことはしません。
それどころかヒュッレム、ムスタファと仲良く2人で図書館に通い始めます。
エジプトでは、イブラヒムがアフメットの反乱を鎮圧して、処刑していました。
毎晩スレイマンの寵愛を受けたヒュッレムのは第二子を懐妊。寵姫と呼ばれるようになります。
ヒュッレムの第一皇子メフメトが自分の子ではないかという疑いが抜け切らないイブラヒムは、ヒュッレムの懐妊を聞いて喜びます。第二皇子ならば、自身を持って皇帝へ推薦できるということですが・・。
ギュルバハルの子ムスタファは7歳ですが、極めて聡明な子であることが明らかになります。ヒュッレムと2人きりになったときに「殺さないのですか?」と尋ね、後宮での権力闘争やオスマントルコが置かれた状況を誰よりも理解していました。そして、ヒュッレムと同じく自由になりたいと願い、メフメトを弟として会いしていることも。
波乱がなくなり落ち着いた展開ですが、絵柄の方は凄惨です。篠原先生は本当に主要キャラの表情だけしか描いていないんじゃないかというくらいモブの顔はひどかったんですが、主要キャラの絵もちょっと崩れてきているような・・・。
- 作者: 篠原千絵
- 出版社/メーカー: 小学館
- 発売日: 2016/12/09
- メディア: コミック
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