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ホクサイと飯 / 鈴木小波、手間をかけたおいしいご飯の話

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ホクサイと飯 (単行本コミックス)

新刊雑誌ヤングマガジンサードの連載として「ホクサイと飯さえあれば」が始まりました。「ホクサイと飯」はそのプロトタイプ版ともいえる作品。

花のズボラ飯に近いでしょうか。ただし、出てくる料理は全然違って、この作品では手を抜くことなく強いこだわりを持って料理している様子が描かれます。作者を投影したかのように、主人公は締め切りに追われる女性漫画家山田ブン。ホクサイは武士口調のうさぎの人形ですね。主人公の行動にツッコミを入れてきます。

あらすじと感想(ネタバレ注意)

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締め切り4時間前に突如料理を開始する山田ブン。作るのは「THE 日本の定食」。ワカメが生ワカメ。海苔の佃煮を自作し始めます。ホクサイからは「時間の無駄でござる!!!!」というツッコミ。豆腐とワカメの味噌汁、サバの一夜干し、お新香、玉子焼き、和食ですね。おいしそう。

次の話では、わさびや大根を自分ですりおろすのはもちろんのこと、鰹節まで自分でシャコシャコやってダシを取ってこだわりにこだわったぶっかけそばが登場。さりげなく、食材調達のために「編集長、原稿料上げろ」とかいうセリフが出てきますね。いい表情。

このあとにも栗ごはんやお雑煮などが出てきます。ホクサイ以外のキャラとして、古家に住む乙女さんも登場。干柿大福やカレーうどんも、何やらこだわりが見えてきます。手間暇かけてでも美味しいご飯と作る、そんな気にさせてくれる一冊でした。

ホクサイと飯 (単行本コミックス)

ホクサイと飯 (単行本コミックス)

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