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ダンガンロンパ希望の学園と絶望の高校生 The Animation / 川上亮(2)、2回の学級裁判を経て12人から7人に、生き残るのは誰?

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ダンガンロンパ 希望の学園と絶望の高校生 The Animation 2 (富士見ドラゴンブック)

人狼ゲーム」の川上亮先生によるダンガンロンパのノベライズ。

キャラクター紹介

キャラ名 説明
苗木誠 主人公にして、何のとりえもないけど運で学園入学の権利を得た超高校級の幸運
霧切響子 超高校級の何なのかを明かさないミステリアスな女の子
十神白夜 超高校級の御曹司
朝日奈葵 超高校級のスイマー
石丸清多夏 超高校級の風紀委員
腐川冬子 超高校級の文学少女
大和田 紋土 超高校級の暴走族
大神さくら 超高校級の格闘家
セレスティア・ルーデンベルク 超高校級のギャンブラー
山田一二三 超高校級の同人作家
葉隠康比呂 超高校級の占い師
不二咲千尋 超高校級のプログラマ
モノクマ 希望ケ峰学園の学園長と名乗るクマのぬいぐるみ

学園に閉じ込められた超高校級の生徒たちは、1人はほかの生徒に殺され、2人はモノクマに処刑されるという形で残り12人になってしまっています。

あらすじと感想(ネタバレ注意)

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「学級裁判を乗り越えるたびに新しい世界が広がる」というモノクマの言葉通り、二階へのシャッターが開き、水練場も開放されトレーニングルームとともにプールも使えるようになります。

調査の結果、希望ケ峰学園がすでに閉鎖されていることがわかったり、重要な情報が詰まっていそうな古いノートパソコンを発見したりします。なぜか超高校級の暴走族である大和田と超高校級の風紀委員である石丸がサウナで我慢対決して仲良くなって兄弟と呼び合うようになったりします。

ほっこりしたムードに水を差したのはやっぱりモノクマ。全員に1枚ずつ各自の秘密が書かれたカードを配り、24時間以内にクロ(殺人者)が出ない場合には秘密を公開するといいます。流れる不穏な空気。次の日、案の定発生する殺人。殺されたのは超高校級のプログラマー不二咲千尋、殺された後で女子更衣室ではりつけにされ、犯人によるものと思われる「チミドロフィーバー」というメッセージが残されていました。

超高校級の御曹司十神は、この手口を希代の連続殺人鬼ジェノサイダー翔の手口と同じだと言います。捜査を開始すると、なぜか男子と女子更衣室それぞれに貼られていたポスターが入れ替わっていたり、壊れた電子生徒手帳が見つかったり。真相の決め手となりそうな手がかりが得られないまま学級裁判の時間に。

学級裁判が始まってすぐに、これまでの態度から多重人格と思しき超高校級のXXである腐川冬子がそのジェノサイダー翔だと断じる十神。すると腐川はあっさりと人格を入れ替えて正体を現します。超高校級の殺人鬼として入学したジェノサイダー翔。しかし、自分は犯人ではない、と断言。彼女が殺人に使用するのは常に愛用しているハサミで、ダンベルを使うなどありえないと言います。すると怪しくなってくるのは、本人以外でジェノサイダー翔のことを知っていた十神。

と、ここで苗木が殺害現場が男子更衣室だった可能性に言及。そして死体を調べていた霧切のコメントもあり、殺された不二咲が男だったことが明らかに。犯人は男に絞られます。そして不二咲が身に着けていたジャージの色を口走ってボロを出す大和田。ここでも推理力と巧みにカマをかける霧切の手腕が光ります。巨大な回転する檻で処刑される大和田。これで残り10人に。

この学級裁判を経て、新たに娯楽室が開放されます。喜ぶ超高校級のギャンブラーセレス。不二咲に預けられていたパソコンには、帖子どなプログラミングの成果と思しき人工知能アルターエゴが宿っていました。モノクマに知られていない武器になるかもしれないと期待する面々。しかし、そのノートパソコンが忽然と姿を消します。

各キャラクターのコミカルなやり取りが展開して、ちょっと平和な空気が漂ってきたところで、またも水を差すモノクマ。今度は、次にクロとして卒業した人物に賞金100億円を出すと発言。果たして翌日、朝の定刻になっても石丸や山田、葉隠、セレスが姿を現しません。安否を確認しに行く途中で響くセレスの叫び声。大きなハンマーを持つロボット、ジャスティスロボに襲われたと話すセレス。保健室では山田が襲われ、物理準備室では石丸が襲われ殺されます。その後山田と石丸の死体が忽然と消え、しばらくしてから美術倉庫で発見されます。

葉隠はジャスティスロボの装甲を装着させられ、更衣室を抜けた先にあるプールサイドに居ました。呼び出されて、背後から襲われ、気が付いたらロボの着ぐるみの中と証言します。

捜査もほどほどに、モノクマの呼び出しで3回目の学級裁判が開催されます。まず、いかにも罪を着せられそうになっている葉隠はシロ。そもそもジャスティスロボの着ぐるみは一人では着られず、着るとまともに動くことすらできません。霧切の推理は明快で、死体を移動させたのは死体になっている本人、というもの。石丸の死体は本物でしたが、山田は偽物。真犯人に利用されて死体のフリをして全員を欺くつもりでしたが、その後本当に殺されたというもの。

クロは最初にジャスティスロボに襲われたと証言して保健室にとどまったセレス。動機はもちろんお金。ギャンブラーをしていたのも大金でかなえたい夢があったから。取り乱すことなくモノクマに処刑されるセレス。これで残る生徒は7人、となったところで2巻は終わり。

あとがきは、1巻で川上先生が共同執筆していたと述べた橋本愛理さんが書いていました。2015年現在、続刊が出ていないところを見ると、何かしら揉め事があったことが推察されます。というかぶっちゃけると「構成」を担当していたという橋本さんがほとんど書いていたんじゃないのかなと。川上先生は忙しそうですし。

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