ゼルダの伝説トライフォース三銃士の辛辣レビューと12月3日アップデート後の状況考察

トライフォース三銃士

ムジュラの仮面の後にプレイするゲームとして最有力候補の「ゼルダの伝説　トライフォース三銃士」がゼルダシリーズとは思えないほどレビューで辛辣なコメントが書き込まれています。トライフォース三銃士は、

オンラインで3人で協力して、謎を解いたりボスを倒したりする
同じステージを繰り返し攻略して集めるアイテムで、便利な能力を持つ服を作る

といった仕様の、新しい試みが盛り込まれたゲーム。開発は「時のオカリナ3D」「ムジュラの仮面3D」のグレッゾで技術的には申し分ありません。

辛辣なレビュー

レビューは高評価も低評価もあるんですが、書かれているのは総じて同じこと。ただ、よく見ると高評価のレビューがかえってこのゲームの悪い部分を浮き彫りにしていますね。

オンラインで3人で協力しなくても、自分以外の2人をマネビトにして切り替えながら攻略することもできる。しかし、このプレイはとんでもなくマゾくて、まったく面白くない。
2人で3DSを持ち寄ってプレイヤー2人＋マネビトのプレイができると思い込んで購入してしまった人が多数。野良で1人オンラインから入れないといけない。

3人がマッチングされた後、それぞれが選んだステージからルーレットで進むステージが選択される。このとき、自分が選んだステージじゃないと切断する人が多数。クリアしたことのあるプレイヤーがアイテム稼ぎ目的で参加しているとき、クリアしていないプレイヤーは早々にネタバレされてクリアするプレイを強要される。
偽勇者と呼ばれる妨害プレイが横行している。トーテムという協力形態を利用して、妨害して楽しむだけの悪質プレイヤーの報告がある。さらに私が見たところ、その偽勇者をMiiverseに晒し上げる行為がたくさんある。偽勇者じゃない人も晒し上げられている可能性アリ。

褒めている人も、3人一緒にプレイする人がいると最高！なんて書いちゃってて、知らない人と一緒にプレイする難しさが浮き彫りになっています。おそらくマリオクラブでデバッグする時は、非協力的なプレイヤーがどんな影響を及ぼすかまではテスト出来なかったんですね。

12月3日のアップデート

12月3日に大規模なアップデートが行われて、上記の不満点の改善を図っています。ざっくりと、

マッチング方法の改善
新規ステージの大量追加

という2点。マッチング方法の改善は、進行状況に応じて同じようなプレイヤーとマッチングができるようになったみたい。初クリアを目指すプレイヤーと、アイテム稼ぎで効率良くクリア済みのステージを周回したいプレイヤーの住み分け。新規ステージの追加は単純に、ボリュームの増加で上級者プレイヤー向けのステージの拡充ですね。

アップデート後の評判はというと、マッチングは確かに改善されて極端な組み合わせは無くなったみたいですが、相変わらず未クリアのステージをネタバレされる部分はそのまま残っているみたいです。未プレイの3人だけが集まるのは時間帯にもよりますが難しそう。あと、個人的に謎解き途中でMiiverseに投稿できない(そんなことをしている暇がない)のもイヤ。

何より着々と週次の売上本数が減って行ってるのが気になります。クリスマス・お正月にわざわざこれを買う人も考えにくい。

結論として、今回次のソフトとして目星をつけていたトライフォース三銃士の購入は見送ろうと思います。WiiUのゼルダ無双の評判がよく1月下旬に3DS版が発売されるので、そちらを購入しようかな。