RiN / ハロルド作石(13)、アンケート1位を獲得した紀人、目指すは新年1号の表紙

漫画家を目指す伏見紀人の成長譚。タイトルのリンはヒロインで霊感を持つ石堂凛の名前。

編集長が独断で新連載を決定した紀人の「リメンバー」。最初のアンケート順位は5位。予想以上に高い順位ですが、4位を取っていた瀧カイトの「プレゼンス」には及びません。「石堂さんにおれと旅行にいってほしくないなら、おれより先に取ってみろよ、1位」と挑発。トーラスにはずっと1位を獲得している「魔法少女？ルミナ」というマンガの連載があり、プレゼンスが1位をとったのは魔法少女？ルミナが休載の週でした。

瀧の「プレゼンス」と紀人の「リメンバー」が、トーラスでアンケート1位の座をかけて戦います。

13巻のあらすじと感想(ネタバレ注意)

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占い師のルーさんが、2人の女性の選択を間違えると地獄、正しい方を選ぶと救われると話していましたが、紀人が凛を選んだ方は「あの子は間違いなく"女神"よ」というコメント。

リメンバー内ではクライマックス、メキシコ政府軍の支配する町にいる重瞳の男との戦いが描かれています。1巻も出て絶好調な紀人。

トーラス編集長は、新年1号の表紙を9月から11月のアンケートで1位を取った回数が最も多いマンガにする、と宣言して瀧と紀人をたきつけます。トーラスには絶大な人気を誇る魔法少女ルミナが連載されていますが、「1度も面白いと思ったことはない」と豪語する瀧。

アンケート1位を巡る戦いがエスカレートしていき、紀人は2号連続で一緒2話掲載、対抗して瀧は5号連続で2話掲載。先にルミナの1位の座を奪い取ったのはリメンバーでした。エロエロ言っててあんまりいいところのなかった担当の武藤が、ちょっといいところを見せるシーンも。「一瞬で燃え尽きるような作家にはなって欲しくない」「10年後も20年後も彼の作品を読みたい」と言い、編集長からの更なる2号連続2話掲載の依頼を断ります。

紀人はヤタガラスのヤッサンが仄めかした夢に関するコメントを受けて、凛を誘って熊野に旅行に行きます。なぜか瀧も一緒に。寺社仏閣を巡ってつまらなそうにする瀧も那智の滝だけは見てて嬉しそう。

旅行のさなか、紀人は時折見る夢の内容をネームに起こします。朝食を食べていると瀧の携帯に担当の蝶野から電話が。1位が決まった連絡でしょうか。

12巻から13巻にかけて、紀人が人気の最前線を走る作家へと急成長しましたね。水野プロのもとで磨いた技術で、才能が花開いたってところでしょうか。

RiN(13) (KCデラックス 月刊少年マガジン)

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