入江亜季先生の最新作。読んでいて引き込まれるのは、なんといっても美しいアイスランドの風景。ほぼアイスランドの美しい描写で占めつつ、車と対話できる不思議な能力を持つ主人公、悪の香りがする弟、女好きでカッコいい大学教授の祖父といったキャラクターのやり取りが描かれます。
1巻と2巻のあらすじと感想(ネタバレ注意)
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両親が亡くなっており、フランス出身の祖父とアイスランドで暮らす日本人の御山慧(みやまけい)17歳は、便利屋として生活費を稼いでいました。車やその部品と対話する不思議な能力持ち。
弟の三知嵩(みちたか)は、日本の叔父夫婦の家に暮らしていましたが、連絡が取れなくなったことを心配した慧が探しに行きます。しかし、日本に到着すると、叔父夫婦は事故で亡くなっており、三知嵩はあに会うために日本を出発した後でした。
アイスランドに戻った慧の前に日本の刑事が現れます。「三知嵩は人殺しだ」という不穏なセリフ。その後、三知嵩はアイスランドの慧のもとにやってきます。三知嵩を信じる慧でしたが、慧とジャックと知り合いになった少女リリヤは、三知嵩の声を聞いて「汚れた音がして気持ち悪い」「嘘ついてる」と断言します。
日本からやってきた慧の友人である清を案内するときに、アイスランドの美しい風景が描かれます。温泉やオーロラ、どこまでも澄んだ空気。
祖父のジャックは、鳥の中に入れる能力があることをほのめかすようなセリフがありますね。三知嵩にも何らかの能力があるんでしょう。まだ人間ドラマ路線には進まず、しばらくアイスランド観光が続きそうですね。入江亜季先生の絵が相変わらず美しすぎます。
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