伝統的な後輩シゴキがちょっとニュースになって逆風が吹いている感もある中、防衛医大を舞台にしたマンガが始まりました。
私は高校3年生の受験生だったころ、模試と同じノリで腕試しで受けた防衛大に合格した経験があります。教師からは進められませんでしたが、進学クラスなら受けるよね、みたいな雰囲気がありました。当時と変わらないなら、ほぼ旧帝大の医学部を狙える偏差値を持つ生徒だけが受けるのが防衛医大。
作者の山本亜季先生は、ヒューマニタスでデビューしたかに見えますが、異法人を山本松季名義で共作デビューしていたんですよね。
山本松季=山本小松+山本亜季。山本小松名義の作品にはモーニングで掲載された「とっくりの魚」があります。
1巻のあらすじと感想(ネタバレ注意)
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誰の援助も受けず、誰にも頼らずに生きていくために防衛医大に合格した真木賢人(まきけんじん)。入学して、同級生にして父親の妻である伊奈波ハナレと出会います。巨漢の久保出や、デブの土居内、ぽっちゃり美女の美馬、男勝りな男鹿といった同級生が加わって1年生の生活がスタート。
最初は朗らかな雰囲気でしたが、医学とは一見関係のない課題の山と3年生からの理不尽な指導が始まります。同級生たちと力を合わせながら指導期間を終える賢人たち。
指導期間が終わったときに、賢人は「怒鳴ったり恫喝するようなやり方しなくても、全体のレベルを上げる方法もあるんじゃないですか?」と問いかけます。それに対して、「納得いかないなら、お前が3年になるまでに納得いく方法を見つけてみてくれ」と答える3年の指吸先輩。
あらすじはサラッとしてますが、濃すぎるくらい濃い防衛医大の日常生活が描かえます。最近増えてきた自衛隊モノと共通する部分はありますが、医学を志すという点でやや勉学寄りなところは新しいですね。
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2巻のあらすじと感想
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