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ぼくは麻理のなか / 押見修造(4)、小森功には麻理の記憶がなく、麻理には本人を名乗る人物からの電話が

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ぼくは麻理のなか(4) (アクションコミックス)

「ぼくは麻理のなか」は押見修造先生のマンガ。相変わらず可愛い女の子と、悩ましげな男が登場します。

コンビニで働く女子高生に恋をした引き篭もりの大学生が、なんとその女子高生自身になってしまいます。

その引き篭もりの大学生が、小森功(こもりいさお)。上京してきて大学の近くに下宿していますが、大学には通わず仕送りで引き篭もり生活を送っています。唯一の安らぎは、夜に買い物に行った時に可愛い女子高生の吉崎麻理を見ること。「コンビニの天使」なんて呼んでます。

その女子高生の吉崎麻理は、学校でも人気者の男子からもモテています。もちろん精神が功になってからは、その振る舞いは継続できずに挙動不審に。麻理が別人であることに気付いたのが同じクラスの柿口依(かきぐちより)。

依の助けを得て何とか日常生活を送り始める麻理。麻理として生活していく中で見えてきたことは、完璧に見えた麻理自身も何かを抱えていたということ。引き篭もりの功の存在に気づいていたかのようなメモが。そして3巻では、件の功自身に接触します。彼は麻理のことを知らない「誰か」でした。

4巻のあらすじと感想(ネタバレ注意)

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麻理と依は、功の部屋に行き話し合い。女子高生に部屋に踏み込まれてタジタジの功、そりゃそうですよね。功の様子からは、麻理をストーキングしていた面影がありません。そもそもコンビニにいた麻理についての記憶がありません。逆に麻理の方から功のことを「うらやましい」という感情で見ていたことが、残された麻理のメモからわかりますが、真相はわかりません。

功の部屋でゲームをして遊ぶ3人。やはり、引き篭もりの功の様子は挙動不審ですが楽しそうです。涙流しちゃってます。家に帰ると、麻理が学校に行っていないことが親にバレています。父と母のやり取りは、ありがちっぽいですがどこか病んでる感じですね。ちょっと窮屈過ぎる母親と、優柔不断で放任過ぎる父。

麻理(功)が親に、麻理ならこう言いたかったであろうセリフをぶちまけます。「"私"を見ろよ」「誰も私を見てない、見てるのは私の皮だけだ」。一人で裸になって欲望に突き動かされていた時に、非通知で着信が。かけてきたのは、麻理でしょうか。電話を賭けてきた相手は、麻理(功)に対して「あなた誰?私麻理だけど」と言います。

学校では、相変わらず上手く振る舞えない事で麻理の孤立が深まっていきます。混迷の4巻ですね。作者後書きのなんとも言えない感じは、いつも通り。

ぼくは麻理のなか(1) (アクションコミックス)

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