主人公の伏見紀人は漫画家を目指す現役高校生。タイトルにもなっている石堂凛はヒロインで霊感を持つ高校生。
石堂凛の故郷である島にみんなで訪れています。その島と程近い無人島の海姫島で祭りが行われており、「あの島では若い女の人たちが何人も生贄として亡くなっている」という不穏な発言が出てきています。また、祭りを取り仕切る当元家の不良兄弟が凛を狙って良からぬことを企んでいるみたいです。
8巻のあらすじと感想(ネタバレ注意)
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島に漂う霊たちの声に耳を傾ける凛。かつて祭りで何人もの官女達が供物として捧げられていました。奥の祠で祈りを捧げる凛は体調を崩して紀人と一緒に島を出ようとします。そこに現れたのが日本刀を持つ不良兄弟兄の広喜。
抵抗しようとしますが弟の尚倫も現れ凛が連れ去られていきます。木の棒を手に凛を追いかける紀人。日本刀を振りかざした尚倫に必死で抵抗していると、尚倫は自分が振り回した日本刀で自分の足をズブリ。広喜がスタンガンで凛を黙らせようとすると、そのスタンガンには何故か電源が入りません。
力では勝てないので、広喜の7年前の出来事を指摘して攻める凛。7年前に官女が島で亡くなったという事件はやはり広喜の仕業。ナツメという名前の官女だったと言い当てる凛。そのナツメは、7年前に島で広喜に襲われそうになった時に、広喜のモノの小ささを笑ったことで殴られ、海岸に逃げた所で足を踏み外して高所から海にに落ちていました。
凛をかばった紀人が殴られて吹っ飛ばされた所で、さきほど電源が入らなかったスタンガンを広喜に向けます。「さっきはウチが使えんようにしとった」といってスイッチを入れると、広喜は電流にやられてダウン。超能力者っぷりは相変わらずですね。
無事島から脱出する2人。時折見えた二人の前世と思しき光景は何なんでしょう。邪馬台国があったころの風俗に見えますが。これにて凛の故郷編は終了して、紀人の漫画編に入るんでしょう。それにしてもゆったりした展開。
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