私は王将フードサービス[9936]のホルダーではありません。ロングもショートも無しのノーポジ。社長が撃たれてから推移を見守って来ました。つい先日「第三者委員会からの調査報告書受領に関するお知らせ」が出て怪しい取引がIRという形で表に出てきました。
http://ir.ohsho.co.jp/toushika/investorinfo.html?news_id=986&file=2016.3.29_1.pdf
この発表を受けて、株価はストップ安に。
チャート引用元:王将フードサービス【9936】:株式/株価 – Yahoo!ファイナンス
マスコミはおそらく報告書に記載されている「A氏」や彼が経営する「Bグループ」について報道することはないでしょう。なぜなら、
「A氏」は上杉昌也氏
「Bグループ」は部落解放同盟
だから。王将の創業時にバックについていたのが上杉昌也氏の異母兄である部落解放同盟の上杉佐一郎委員長。税務申告の書類に「部落解放同盟」のハンコを押して税金フリーパスにしたり、メガバンクから店舗拡大のために数百億円ともいわれる原資を引っ張ってきていたようですね。
全部去年出た本に書いてあったこと、報告書に書かれた内容もまるまる同じ。
- 作者: 一ノ宮美成,グループ・K21
- 出版社/メーカー: 宝島社
- 発売日: 2015/06/13
- メディア: 単行本
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上杉佐一郎と創業者加藤朝雄が同郷で懇意にしていて、その権力がそれぞれ上杉昌也と長男加藤潔(3代目社長)へ受け継がれて現在へ。上杉氏との関係を清算したと見られるのは4代目社長の大東隆行(故人)でした。大東社長が撃たれたときに「A氏」「Bグループ」に思い当たらない役員レベルの幹部は居ないでしょう。知ったる感じでこのエントリを書いてますが、本に書いてあった内容ですからね。
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今回こんな形で報告がなされましたが、見るべきポイントは3つ、
王将と反社っぽい人への資金流出があった
殺された大東社長の在任中に東証一部への鞍替えに、おそらくこの件で失敗している
わざわざ外部に依頼して本件の社内調査を実施している
これらから考えられるのは、少なくとも役員と取引所、監査法人にとって今回の第三者委員会の報告書に目新しい情報は無く、当然のように前から知ってたということ。
これら既知の情報が価格に織り込まれてなかったんは考えにくいですし、織り込まれてなかったとして現在の株価は上場廃止まで見据えたかのような下がり方。しかし、さっきも言ったように市場関係者はみんな知ってて、ここから王将をどうこうすることにはならなさそう。売り方を見ると個人のパニック売りだけではないですね。おそらく反社に絡んだ株を持っててはならないファンドなんかもあるんでしょう。
この水準まで下がれば、はっきり言えば超お買い得な価格。現物買を検討してみてはどうでしょうか。私は、買いませんけどね。王将の餃子大好きによる応援エントリでした。投資は自己責任でよろしくおねがいします。
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