凄腕ギャンブラー斑目貘、通称「嘘喰い」の活躍を描くマンガ。
MMORPGの舞台を現実に持ってきて再現したプロトポロスという島で、「皇帝」の座を目指して主人公の獏とアイデアルのボスであるラロが戦っていましたが、最後の決着をつけるべくギャンブル「エア・ポーカー」に突入。
1回戦をラロが制しますが、2回戦は獏が勝利したことでBiosでは大きくリードしています。未だ法則に気付いていないラロに対して、法則の一部分を解いた獏は酸素を大きく消費して思考しています。
キャラ名 | 所持Bios | 手札 |
---|---|---|
獏 | 29 | 25, 45, 26 |
ラロ | 16 | 47, 63, 44 |
獏が解いた法則とは、手札の数字がポーカーの役の合計数であるということ。
41巻のあらすじと感想(ネタバレ注意)
広告
思考していた獏が、テーブルにカードで文字を刻み始めます。テーブルに書かれた「1デッキから作る役5枚の合計数」という文字列。なんと、ラロに自分が解いた法則を伝えるという手に出ます。
その文字列を見てしまったラロは、思考を止めることができず大量に酸素の消費を開始。あと3回の勝負の中で、1勝でもすれば獏の勝利という状況もあり、ラロは手札の強弱について思案。これまでに使われたカードを除いた32枚での役作りを限られた酸素で頭の中だけで構築しなければなりません。
獏が45を、ラロが47を出して、ラロはMaxの3Betではなく2Bet。47が最強のロイヤルストレートフラッシュを作れるカードにも関わらず2Bet。この絶妙なBetが獏のミスを誘います。獏はラロのBetをコール。
結果は47を出したラロの勝利となります。
キャラ名 | 所持Bios | 手札 |
---|---|---|
獏 | 18 | 25, 26 |
ラロ | 19 | 63, 44 |
獏の残りBiosは23になるはずでしたが、天災が起こります。天災とは「ある特定の負け方をした場合に、賭けた分と同数のBiosを放出する」という法則。23→18になる獏のBios。獏はフォールドしていれば勝利確定でした。
獏に天災が起こったのは、使用したカードが被ったうえで役で負けたから。ラロの47は「ハートの1,10,J,Q,K」で、獏の45は「ハートの1と4つのスートのJ」。ハートの1とJが被っていました。
3回戦が終わった段階で、読者にはエア・ポーカーのすべてが明かされます。戦っていたのは獏とラロだけではありませんでした。手札の合計数からポーカーの役を作って競う戦いに、ハルと梟が身を投じていました。
獏とラロが水に沈んだ階層の上で、ビッチペインという鉄の処女を模した拷問器具に入って、伝えられた数字をもとに最強役を作り出し、負けると電気刺激により拷問の痛みを経験するというギャンブル。ハルと梟の2人はルールをすべて知らされていますが、勝負の時に伝えられるのは自分の相方が選んだカードの数字だけ。相手のカードの強さはわかりません。
エア・ポーカーの真のルールは、
52枚のカードから、数字が合計数になるように役を作って勝敗を決する。
5回戦で、1度使ったカードは2度と使えない。
使用するカードが被った場合、役の強さで負けた方に「天災」が降りかかる。
制限時間内に役を作れなかったり、一度使ったカードを使ってしまったら即負け
2人は下のBet状況も、残りカードもわかりません。できるのは最強役を作ることだけ。カードを温存して使われてしまったら元も子もないとあって選択の余地はほぼないですね。1回戦の八つ裂きの痛みで、瀕死の表情を見せるハル。お館さまほどの強さでも、耐えがたい痛みということですね。
- 作者: 迫稔雄
- 出版社/メーカー: 集英社
- 発売日: 2016/03/18
- メディア: コミック
- この商品を含むブログ (2件) を見る
- 作者: 迫稔雄
- 出版社/メーカー: 集英社
- 発売日: 2016/04/19
- メディア: Kindle版
- この商品を含むブログを見る
関連エントリ
広告