北斗の拳イチゴ味や中間管理録トネガワに匹敵する、すさまじいパロディギャグ漫画が出てしまいました。田中圭一先生と同じように手塚治虫先生の絵柄とキャラを緻密に再現して、それぞれのキャラクターにパロディギャグを演じさせています。
トネガワで普通に結婚式のマナーを説明させるだけでじわじわ笑わせてくるのと同じように、ブラックジャックがLINEを使いこなしているだけでこみあげてくるものがあります。
あらすじと感想(ネタバレ注意)
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主に出てくるのはブラックジャックとピノコ、ドクター・キリコと間久部緑郎ことロック・ホーム。特にロックのはじけっぷりが半端じゃありません。どうしてこんなパリピになってしまったのか。
あとがきマンガによると、作者のマンガキャリアはわずか1年半。高校卒業後に塾講師のアルバイトになり、2015年に入って連日続く20時間労働で体を壊して、給料未払いで貯金を削られ、感染症や腫瘍を患い、自宅には変質者に入られどん底まで行ったそうです。
そこで取り憑かれたようにブラックジャックの絵を描き始め、顔→体→ポーズと描ける範囲が増えてきたところでセリフを付けてツイッター漫画に。キャラ崩壊は意図的で、手塚先生の作品と間違えられないため。
Twitterで話題となっていき、手塚るみ子氏との対面も果たし、とうとう単行本が出ちゃいました。
ここからどう突っ走っていくのかわかりませんが、見届けたいと思います。
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