連載開始から17年が経っています。長いですね。途中で追いかけられなくなった人も多いのでは? 私もそんな一人です。都庁ジャックの当たりは最高に面白かったんですが。スペアという名のコピー人間が出てきて、西園弖虎が後半主人公に変わってからはそれなりに惰性で読んでいます。
伏線は広げに広げたという感じですね。多重人格探偵として雨宮一彦が活躍したのは結局本編の一部分。人格の転移は最後まで重要なキーワードでしたが、あんまり関係ないといえば無いかも。
現在は弖虎がラスボスである伊園若女を倒そうとしています。ルーシー・モノストーンの娘にして伊園磨知の主人格、人格転移で太古より生き続けてきたかのような描写もある伊園若女。そもそも序盤からガクソが血眼になって研究していたとされる宗教教祖のルーシー・モノストーンですら、若女に操られていました。おそらく21巻で完結だと思いますので、20巻のあらすじを簡単にまとめておきます。
20巻のあらすじと感想(ネタバレ注意)
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弖虎の頭の中で、雨宮一彦と西園伸二が言葉を交わしています。弖虎の心象風景トモ言えそうな殺風景な場所ですがハリケーンが迫ってきます。このハリケーンは弖虎と雨宮一彦の意識を合体させようというもの。その嵐がぶつかる前に崩壊寸前だった西園伸二は消滅。雨宮一彦が灯台のようなものの中に逃げこむと、そこは磨知と暮らした家でした。その家の中で美和と再開します。
若女は雨宮教授と話しています。雨宮一彦の一連の実験をすべて台無しにする若女を糾弾しますが、若女は「弖虎とひとつになり、神を産む」と言います。胎内への人格転移を狙っているようです。
笹山と犬彦が電車の中で会話するシーンがありました。笹山はここからメインストーリーに絡んでいけるんでしょうか。
弖虎は若女のいる施設に襲撃。武装した警備員たちを次々に倒していきます。時折、人格が美和と入れ替わっているかのような描写がありましたね。クライマックスに向かっていることを感じさせますが、ラストはどう収めるんでしょう。
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