原作山口ミコト先生、作画佐藤友生のマンガで、別冊少年マガジンに連載されている「トモダチゲーム」。高校生の仲良し5人組が「5人の中の誰か」の借金を返すためにトモダチゲームに参加します。
友一と天智が3回戦の友情かくれんぼを終えて戻ってくると、3回戦を免除された3人はそれぞれとんでもない状況に陥っていました。沢良宜は行方不明、四部は父親殺しの容疑で逮捕、心木は何者かに拉致されトモダチゲーム特別編と称して友一に捕らわれた画像が送られてきます。
6巻のあらすじと感想(ネタバレ注意)
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特別編「弱い者勝ちゲーム」
心木を拉致したうえで、友一に呼び出しに応じるかどうかを尋ねる受話器の向こうの声。来れば友一が痛い目に会う、来なければ心木がちょっとだけ痛い目に会うと話します。この「弱い者勝ちゲーム」を受けて1人で向かうことを決めた友一は、天智に何かを頼みます。
友一が向かった先では、拉致された心木とクロキと名乗るヤンキーをリーダーとする大集団がいて、囲まれて逃げられない状況になります。クロキが持ち掛ける条件を友一がのむかどうかを選ぶだけという単純なゲームですが、のまなければ心木が友一ほどではないとはいえ痛い目に会います。
友一が殴られれば3発、心木なら1発
友一の指の爪をはがすなら3枚、心木なら1枚
友一の手をナイフで刺す、心木なら裸で踊る
いずれの選択も心木の方が被害が小さくなりますが、選択権を持つ友一は自分が痛い目に会う方を選択して、特別編をクリアします。逆にクロキに1000万円と指をかけて「ジャンケン」を持ち掛けます。
ジャンケン
クロキが勝てば1000万円もらえて、負けた時の手に応じて指を切断されます。パーで負ければ5本すべて、チョキで負ければ2本、グーで負ければ指の切断はなし。このときクロキの心の声で、「別口で大金がもらえる」と話すシーンがあることから、何者かの依頼を受けてこのゲームを仕掛けてきたことがわかりますね。沢良宜でしょうか。
手を刺された包帯で覆われた友一はパーかグーしか出せないとみて、クロキはノーリスクであいこでもいいと考えてパーを出します。友一が出したのは左手のチョキ。
勝負が終わると、トモダチゲーム運営が踏み込んできて、トモダチゲームを騙っていたクロキたちが取り押さえられます。連絡先を知る天智が手を回していました。心木を救えて安心したか、出血多量で友一は倒れて病院に運び込まれます。
友一が欠けて、沢良宜も行方不明で、天智と心木の2人で次のゲームに参加することになります。
第4ゲーム「友罪裁判」
トモダチゲームのことを父親に漏らした四部を陥れるための第4ゲーム、天智と心木の2人が「陪審員」を説得して「無罪票」を集めればクリア。ざっくり言うと、四部を疑うクラスメイト達から7万円ずつ集めることができれば、四部が無罪となってクリアになります。
全身を拘束されて話せない四部に次々と不利な事実が明らかになっていきます。裁判官は、父親を殺したのは四部で間違いないと話し、四部家の使用人は四部家を訪れた沢良宜に暴行を加えようと四部が襲い掛かっていたと証言します。このゲームの本質は四部に信じる価値があるかどうか、と語りますがどういう意味でしょう。
6巻に入ってから、ちょっとスッキリしないゲーム展開になってきちゃいましたね。沢良宜の伏線に無理やり戻すためなんでしょうけど、シンプルにもうちょっと友一がトモダチゲームを勝ち上がっていくのも見たかったんですが。
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