「デスノート」「バクマン」の小畑健先生と大場つぐみ先生が再びタッグを組んで、連載を青年誌に移して始まったのが「プラチナエンド」。絵柄は再びデスノートに戻って、天使が登場するということでデスノートの設定が色濃く出ています。
キャラクター紹介
キャラ名 | 説明 |
---|---|
架橋明日(かけはしミライ) | 中学校の卒業式の日に投身自殺しようとして天使に命を助けられた主人公 |
ナッセ | ミライを幸せにするために現れた特級天使。ミライに天使の羽と赤と白の矢を授ける |
1巻のあらすじと感想(ネタバレ注意)
中学校卒業の日、クラスメイト達が高校生活に思いを馳せる中、人生に絶望した明日は投身自殺を選択します。7歳で家族を亡くし、叔母一家に引き取られた後、奴隷以下の壮絶な虐待を受けていました。
地面に衝突して死ぬはずでしたが、特級天使のナッセに命を救われ、天使の羽と赤と白の矢を授けられます。その羽で空を駆け巡り、風景の美しさに涙を流す明日。
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ナッセは明日を幸せにするために来たと語り、明日の不幸は叔母一家に家族を殺されたからだと語ります。財産目当てに両親を殺されたと知った明日は、叔母自身の口から真実を聞き出すために赤い矢を打ち込みます。ナッセに授けられた授けられた力はデスノートに勝るとも劣らない絶大な力を持っていました。
道具 | 効果 |
---|---|
天使の翼 | 矢よりも早く自由に空を飛ぶことができる |
赤の矢 | 刺した相手を自分を愛してくれるように操ることができる |
白の矢 | 刺した相手を殺せる |
真実を聞き出した明日が「死ねばいい」と話すと、自らを刺して叔母は死にました。絶大な赤い矢の力をその目で確信する明日。
実はナッセは、明日を幸せにするためだけに来たのではなく、神候補として明日を選んでいました。ナッセを含む13人の天使が選んだ神候補の中から、次の神が決まります。天使は特級から1級、2級と位が違っていて、それぞれ渡すことができる道具が違います。
等級 | 道具 |
---|---|
特級 | 天使の翼、赤の矢、白の矢 |
1級 | 天使の翼、赤の矢 |
2級 | 翼と赤の矢のどちらか |
13人の天使が降り立ったその日から、地上ではこの道具を各々の思いのままに使い始める人が出てきます。お笑い芸人のロドリゲス頓間は、赤の矢を使ってトップアイドルから女優まで次々に自分に惚れさせて性欲を満たすためだけに使います。
そのロドリゲス頓間を殺したのは、特撮ヒーローと思しきスーツを身にまとった白の矢を持つ神候補でした。メトロポリマンと名乗り 、翼で空を飛び、メディアが見守る中で銀行強盗を殺します。さらに、「天からの遣いで12匹の敵を倒しに来た」と語ります。神になるために、手っ取り早く白の矢で他の候補を殺そうという算段。
明日は殺されないよう、翼と矢を使うところを誰に見られないようにして、幸せになるために高校に入学します。ところが、入学式のその日、天使の姿に反応したところを見つかり胸を赤の矢で射られてしまいます。撃った相手は、明日が片思いしていた咲ちゃんという女の子。主人公が赤の矢で撃たれるという衝撃展開で1巻が終わってしまいました。
相変わらず話の展開だけでグイグイ引っ張っていく面白さがあります。デスノートを読み始めた時のページをめくるのが止まらない面白さが再び。小畑先生の流麗な絵もさらにパワーアップして最高。
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