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アデライトの花 / TONO(1)、出てくるのは「人でなし」の動物ばかりな感染パニックもの

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アデライトの花(1) (Nemuki+コミックス)

感染パニックものですが、登場人物のほとんどがかわいらしい動物で描かれていて、それがまた恐怖を煽ります。動物なのは「人でなし」という意味なんでしょうか。

Nemuki+は隔月誌で年6回刊行なので、2巻が出るのはだいぶ先になりそうです。

1巻のあらすじと感想(ネタバレ注意)

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  1. ハント家の長男キューブは、自分以外の人間が動物に見えていました。人間に見えるのは、母のバイロープ、姉のコロナ、父の妾アデライト、アデライトの息子のピートだけ。父のクラックも鷹の姿で描かれます。

  2. アデライトが病に伏せり、キューブとコロナはピートと一つの家で暮らすことになります。

  3. アデライトの病は体から花の香がしてきて、体が衰弱していくというもの。徐々に植物に体が侵食されていくかのように描かれています。アデライトを診察した医師たちも次々に感染して倒れていきます。

  4. クラックは自分にも病気が感染っていることに気づき、感染の広がりを止めるため、アデライトの病棟の出入り口をすべて塞いで火を放ちます。

  5. 夫を亡くし、上の空になっているバイロープに、乱暴な召使のジャックが襲いかかります。ジャックを警戒していた召使のマージが助けに入り、バイロープはジャックを殺害。そのとき、自分の体がジャックの血にまみれているのに、花の香がすることに気づきます。自分を助けたマージは病の末期でその場に倒れて死亡。

作者のあとがきによると主人公は、キューブでもピートでもなく不潔な召使のチーズ。犬として描かれているおばさんで、周りから虐げられている傍観者ポジションです。今のところは、一人ひとりのキャラに焦点を当てた群像劇っぽいですが、このあとチーズ以外が全員死んでいく流れなんでしょうか。

アデライトの花(1) (Nemuki+コミックス)

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アデライトの花 1 (Nemuki+コミックス)

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