23巻のあらすじと感想
和平交渉に来たミューバやイムリたちを罠にはめたデュガロ。カーマは小規模な結界を発動させて全員を凍らせます。助かったのは、デュルクに扮したミューバとチムリだけ。そのチムリが、命令彩輪をかけられたことをきっかけに額に最後の道具の印を宿します。命令が効かず圧倒的な力でカーマに対抗し始めますが、デュガロは自分たちもろともイムリと一緒にカーマに攻撃させる策をも用意していました。
24巻のあらすじと感想(ネタバレ注意)
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自分たちに対する攻撃が始まらないことを訝しむデュガロ。賢者のタムニャドが従士や護衛に促迫をかけて、単独で宮殿の中に戻ってきたためでした。和平の道はないのかと話しかけるタムニャドに、賢者はイムリだという真実を突きつけるミューバ、すべての目論見が崩れてうなだれるデュガロ。
その様子をカメラを通して見ているバイロク呪師は、兵士たちに映像を切るよう指示。しかし、一部の兵が映像なしでは賢者を守れないとこっそり監視を続けます。
タムニャドが和平に向けてミューバたちを説得する映像を見てバイロク呪師から離反する兵たち。バイロクの命令はデュガロもタムニャドも殺して、奴隷化した賢者と入れ替えるというもので到底受け入れられませんでした。バイロクは殺されます。
チムリは額に印を宿したときに、抗体を生み出す方法についての夢を見ていました。いくらでも大地から抗体を生み出すことができるので、カーマは負けたのだと話すタムニャド。
ニコは凍らせた仲間たちを全員開放することを要求。しかし、先にイムリを解放すればカーマが蹂躙される可能性があり、デュガロは信じるに足る証が無ければ飲めないと突っぱねます。デュガロの提案は、お互いが裏切っていないことを夢で知ることができるようにニコとタムニャドが「大地の誓い」をするというもの。
デュルクが退場してからは、ミューバよりもデュガロの方が主人公っぽい雰囲気すら漂っています。カーマの敗北が決定的になってなおニコに迫る様子は圧巻でした。
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