21巻のあらすじと感想
彩輪を覚えてカーマに反旗を翻して、イムリと合流したイコルたち。イムリの道具を研究するトパロは、禁じ手と呼ばれた星を凍らせた兵器を蘇らせようしています。その兵器を隠し玉にして、デュルクに話し合いを持ちかけるミューバ、そしてデュルクが抗体の力を勘違いしていることに気づいてしまったドネーク。
22巻のあらすじと感想(ネタバレ注意)
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だまし討ちにならないよう、互いの身の安全を確保できる浮台場で話すよう持ちかけるミューバ。ミムリとドネークを交換しようといいます。その提案に乗り、ミムリの父と一緒に浮台場に向かうデュルクでしたが、ニコが罠かもしれないとチムリを置いていったことで術にかかるフラグが立ちます。人質交換の後で、イムリたちを殺せるように周囲に「結界」を準備するカーマ。
浮台場に着くと、イムリはこっそりとその場に種を蒔きます。ドネークはデュルクの体に触れて命令彩輪。ここから急転直下の展開となりました。
ドネークを止めようとミューバが術を放ったことで、イムリはカーマが裏切ったとして話し合いは決裂。デュルクの体を急成長した植物が覆います。しかし、ドネークの命令彩輪はすでに機能しており、デュルクは奴隷に。そのデュルクの「最後の夢」でミューバはすべてを知ることになり、呆然とその場に立ち尽くしてニコたちに捕らえられます。
イムリとカーマの戦いが始まりますが、ガラナダが結界を発動して一瞬で決着が着きます。結界の範囲内すべてが凍り、地下深くに避難していたニコたち以外のイムリは助かりませんでした。
デュルクの遺志を継ぎ、カーマとイムリの和平を実現させようとするミューバは、ガラナダと通信して和平交渉の場をもうけさせます。賢者の正体を知ったニコたちは、賢者に「大地の誓い」をさせて全てを知ればイムリには手を出さないだろうと算段。賢者だったミューバがいなくなったことで、囚われていたデュガロが出てきて呪大師たちを指揮し始めます。正統な賢者であるタムニャドを避難させ、残ったイムリたちを和平交渉の場で凍らせようと画策するデュガロ。
イムリとカーマの戦いがじりじり続いているなと思っていたら、22巻で凄まじい展開が待っていました。主人公のデュルクが奴隷化されて退場。敵だったミューバが主人公のポジションになりました。一度奴隷化された彩輪を元に戻す手段は、物語の前提が覆ってしまうので出てこないでしょうし、継ぎの展開が全く読めなくなって盛り上がってきましたね。
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23巻のあらすじと感想
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