PHMPK.LOG

漫画、ゲーム、投資、育児

広告

イムリ / 三宅乱丈(19)、光のイコルとなり反乱を導くイマク、憎しみにとらわれていくニコ

広告

イムリ 19<イムリ> (ビームコミックス)

イムリとカーマの戦いを描く三宅乱丈先生の壮大なSF。

覚醒者となったミューバがカーマを率いて、主人公で双子の片割れデュルクを追い詰めていきます。ミューバはデュルクを殺すために、あらゆる生物を殺す浄化弾を投下。さらに動きを封じる網で捕らえ、命令で奴隷化されそうになりますが生け捕り状態に。

デュルクを何としても殺したいミューバでしたが、ザムリル大陸のイコル区で反乱がおこったという連絡を受けて、そちらに向かうことを余儀なくされます。

19巻の表紙はイコル区に向かっていたイマク。言葉を話せないイマクが反乱を起こすまでが描かれます。

19巻のあらすじと感想(ネタバレ注意)

広告

イコル区に侵入したイマクでしたが、すぐに見つかって痛めつけられます。侵入がばれたのではなく、脱走しようとしていたと思われていました。侵入してきたのを見ていた優しいイコルに助けられます。

助けられたイマクは、喉をつぶされて話せませんが、彩輪をイコルたちに伝えます。イマクを信じたイコル達の間で爆発的に広がっていく彩輪。「促迫」まで使え、「命令」彩輪の作り方まで知っているイマクは、イコルたちの反乱を指揮します。

イマクの侵入を告げ口していたイコルは、促迫で知っていることを毎回聞き出されることの見返りにカーマ側から食料をもらっていましたが、本心ではカーマに誰よりも憎しみを抱いていました。その告げ口イコルからは、カーマの警備に関する情報が引き出せます。

イマクは「光のイコル」として祭り上げられます。カーマの手の内を知るイマクは、銃とインカムを奪い、イコル区を治めていた指導者を支配下に置きます。間一髪でイコルの反乱に気付き、命令をかけられた奴隷イコルの振りをしたカーマによって反乱が伝えられます。イマクを「信じた」イコルたちだったからこそ起こりえた圧倒的な速さの反乱。彩輪によって一気に戦況が覆るのはやっぱり面白いですね。

ミューバの命を受けてデュルクを生け捕りにしようとするドネーク。全身がしびれて動けなくなっているデュルク達を飛行船に乗せて運んでいきますが、わずかに動くようになった右足で「種」の道具を使われ、飛行船を内部から突き破られます。土や植物のない場所でしたが、手に持っていた一粒の種が巨大な樹木に変わります。

雪山に落ちたデュルクとチムリを追うドネークでしたが、ニコたちが追いついてきて飛行船を攻撃され、退却を余儀なくされます。

戦いのさなか、少しずつ様子がおかしくなっていくニコ。皆をカーマから守るために始めた戦いなのに、ニコの大切な人だけが次々に亡くなっていきました。アンゾ、ニニ、ガナーの名まえをつぶやくニコ。あふれる憎しみで、ニコの心が少しずつ変貌していってるようです。

20巻は、イコルとミューバの戦いでしょうか。ニコが何やら考えているみたいですし、カーマ側がどんどん追い詰められる展開になりそうです。

イムリ 19<イムリ> (ビームコミックス)

イムリ 19<イムリ> (ビームコミックス)

イムリ 19 (ビームコミックス)

イムリ 19 (ビームコミックス)

関連エントリ

phmpk.hatenablog.com

phmpk.hatenablog.com

広告

広告