1巻のあらすじと感想
漫賀描男(まんがかくお)、23歳、20歳から漫画家を目指し始めて4年目、入賞歴なしの月収12万アシスタントでしたが、自衛隊モノの「魚猿」をヒットさせます。しかし、原作者としてメディアに登場するのは、編集に話を持ち込んで自衛隊にちょっと取材しただけの功盛という男でした。キャラもストーリーも全部自分が考えて、画も自分が資料を調査して描き上げたのに納得できない描男。
2巻のあらすじと感想(ネタバレ注意)
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精神的に壊れ始めた描男は、編集に様々な要求を突きつけた上で休載へと突入します。その編集と仲良くなったマチ子は、担当編集や編集長と寝て、連載を勝ち取ります。
徐々に体を使ってのし上がる快楽から逃れられなくなっていくマチ子。魚猿は映画化もして大ヒット。しかし、描男の心が安らぐことはなく、酒無しでは眠れなくなっていきます。
ある日、ポストに自分の字で「マチ子を止めろ」と書かれたメモが入れられていました。マチ子先生のマンガは、とある出版社の賞を受賞し、出版社のお偉いさんたちと寝まくってさらにのし上がっていきます。
マチ子先生のもとにやってきたのが、未来のジジイの描男。未来からの伝言だと「漫画家やめろ」「命を落とすことになるかも知れんぞ」と言い放ちます。
描男の内面は1巻で描ききったところから変わらず、マチ子先生が前面に出てきました。これはこれで面白いんですが、フィクション全開になってしまったのが残念ですね。外道マンルートは望むところではありませんでした。
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